
■今回のコース
入谷駐車場→林道栢森土場線起点→林道終点→竜在峠→城ヶ峰→竜在峠→芋峠への分岐→
奥明日香天空展望台→入谷駐車場
時間ができたので、近場の「赤線つなぎ」にふらりと出かけた。
明日香村のいちばん奥にあたる入谷(栢森よりさらに奥)にある、「奥明日香天空展望台」の
ことが、かねてより気になっていたのだ。
近場でも、地味ながら歩いてみたい「空白スポット」が、まだ幾つもある。
「奥明日香天空展望台」用の駐車場(展望台の550m手前)にクルマを停める。
徒歩で狭い車道を少し戻って、林道栢森土場線に入る。簡易舗装の細い道だ。
時折、渓流の流れを見ながら奥へ奥へと進む。
数メートル規模の滝や、小滝も多い。水量が多いときに遡行してみてもいいかも。
男渕への標識。少し探索してみたが、それとおぼしき滝と渕は見つからず。
そういえば事前によく調べなかったので、ずっと手前にあるはずの女渕も見逃してしまった。
谷筋が二股となった林道終点の先も、山道は続く。
次の谷の二股から先は踏み跡が絶えていたので、その間の尾根を直登した。
尾根に上がると、植林と自然林の境界になっていて、急坂である以外は苦もなく
ヤマザクラの大木がある小ピークに出る。
そこには破棄された祠の跡のようなものがあった。
東側直下が竜在峠である。冬野方面への分岐である。
峠には、兵隊さんの立派な墓もある。「故陸軍一等卒総谷長次郎墓」とある。
日露戦争あたりで亡くなったのだろうか。
城ヶ峰へ向けて急斜面をちょっと登ると、ちょうど大峰山系と吉野が垣間見えた。
城ヶ峰は三角点があるものの、展望はわずか。
吉野の金峯山寺を見ることはできた。
竜在峠に戻り、西へ延びる、歩きやすい山道を行く。
5分ほどでお地蔵さん。分岐でもないこの場所。
何度か分岐はあるが、ちゃんとした道標がある。
ふと芳香を感じて振り返ると、コショウノキの群落があった。
右に作業小屋を見送ると、すぐに大仁保神社に着く。
境内の裏側に回ったところが奥明日香天空展望台だ。
無料の望遠鏡で、高取山、金剛山、大和葛城山、二上山などをアップで眺めた。