
■メイン写真
役行者が「エイッ」と投げ入れたという、「懸造り」の投入堂
■今回のコース
第1駐車場→三佛寺受付案内所→本堂→かずら坂→くさり坂→文殊堂→地蔵堂→鐘楼堂→
馬の背・牛の背→観音堂→投入堂(遥拝)→(往路を戻る)→第1駐車場
某団体さんからプライベートガイドのご依頼をいただき、Mr.Dashとしては
3年ぶりに三徳山三佛寺の投入堂へ。
三佛寺は706(慶雲3)年、役行者が開山し、849(嘉祥2)年、自覚大師が創建した
天台宗の寺だ。
投入堂は、遥拝するまでが大変な険路で、「日本一危険な国宝」とも言われている。
この日は、朝方まで雨が降っており、地面が濡れていて普段より難しくなっている
ことが予想される。

まずは、第1駐車場の東にある三徳山遥拝所に立ち寄る。

備え付ける双眼望遠鏡を覗くと、投入堂が正面からアップで見える。
「あんなところまで行けるのか」と、御一同、驚きのご様子。

受付案内所で、まず本堂までの拝観料400円を払い、境内に入る。

途中の石段は、礫岩か砂岩でできているようで、経年変化で削れ、波打っている。

まずは本堂にお参りする。
これより奥の投入堂へは、登山遥拝事務所でさらに800円を支払い、白い輪袈裟を
肩に掛けていく。
険しい岩場を歩ける靴であるかのチェックがある。サンダルや、底がつるつるの靴では
入山を断られる。どうしてもという人は、ここでわらじを購入できる。
また、木の根道が多いのでストックの使用も禁じられている。まあ、そもそも急峻な
場所ばかりなのでストックが活用できそうな場もない。

巨大な杉の間を抜けていく。

宿入橋を渡る。ここから、修行の始まりを意味する「峯入り」となる。

かずら坂は、木の根を頼りに三点確保で登っていく。
キバナアサギリが咲いていた。

重要文化財・文殊堂直下の岩場を登る。いったん止んでいた雨が、また降ってきた。
これは難しくなりそうだ。

懸造りの文殊堂が行く手に立ちはだかる。

文殊堂の横は、クサリ坂と呼ばれる難所だ。

靴を脱ぎ、お堂の周囲をぐるりと回ることができる。足はすくむが、絶景だ。
雨は弱いものの、これからの行程の安全を考え、持参したヘルメットを装着。

ナナカマドが赤い実をつけていた。

頑丈な鎖が付けられているが、慎重さが求められるトラバース箇所。

これも重要文化財の地蔵堂。こちらも靴を脱いで、ぐるっと回れる。

すぐ先が鐘楼堂で。釣鐘は1回撞くことができる。
釣鐘の重さは2トンもあるという。どうやって運んだのか不思議だ。

馬の背・牛の背の行場を行く。

半洞窟の岩屋が見えてくる。最初にあるのが、小さな納経堂。

その隣の岩屋には観音堂がある。
1648(正保5)年、鳥取藩主の池田光仲が再建したという。
この裏側は通り抜けられるようになっていて、胎内くぐりの行場となっている。

そして、ついに投入堂(左にひっついている小さなお堂は愛染堂)が見えてきた。
伝説では、706年、役行者が法力で岩窟に投げ入れたという。
2001年、奈良文化財研究所による年輪年代測定で、納経堂とともに平安時代後期に
建てられたことが判明した。

下山は基本的に往路を戻るが、一部はは登りと下りのルートが別々になっている。
地蔵堂からの下りは、登りにはなかった長い鎖場で、大きな足場がない。
当然、事故も起きている場所だ。
この日のお客様は、岩場の扱いに慣れておられないので、一人ずつロープで
確保して下ろす。

下から見ると、より迫力を感じる。
下山に時間がかかり、予定していた三朝温泉の入浴は諦めることに。
天気しだいで、行場はかなり難しくなる。
強い雨ならば寺側が通行止めにするので、この日のような小雨のときが
ある意味、一番危なくなるといえる。






















































































































































































































































































