Mr.Dashのぶろぐ館(新館)

関西の山々や日本アルプスが大好き。日本山岳ガイド協会認定登山ガイド(ステージⅡ)、山岳ライターでもあるMr.Dashのブログです。Gooブログのサービス停止(2025/11)により、引っ越してきました!

2006-01-01から1年間の記事一覧

2006年12月23日(土)大和葛城山で鴨鍋に舌鼓

恒例の年末、葛城山での鴨鍋パーティの日がやってきた。今年は残念ながら愛妻ともちゃんが風邪でダウンし、Mr.Dashは晴れて独身気分で富田林駅に向かった。今日は山岳部で1、2を争う美形のAちゃんも久しぶりに来る。人妻だろうが、綺麗な人は綺麗…

2006年12月16日(土)クライミングジムで自己脱出練習

この土曜日は、それぞれが昼間に用事を済ませたあと、夕方に、大阪・十三のOCSに集結した。ここを使うのは2度目。登山とはまったく別のスポーツと化した室内には、ほとんど興味がないが、10mの外壁が気に入った。 この季節、暗くなった屋外で登攀に興じ…

「遠き雪嶺」谷甲州著(角川文庫)を読みました

久しぶりに、谷甲州さんの作品を読んだ。今回は原稿用紙900枚の超大作、「遠き雪嶺(上・下)」である。 昭和11年、立教大学山岳部が、わが国初のヒマラヤ処女峰(ナンダ・コート)の登頂に成功した物語である。なんでも、取材・構想に10年を費やした…

2006年12月10日(日)曽爾・古光山で、どろんこ納山会(2)

古光山最高峰を辞して、元の道をもどる。宇宙人I村さんは、さすがに懲りたか、慎重すぎるほど慎重だ。三角点峰を過ぎ、フカタワで昼食をとる。先日稜線で強風に煽られた鈴鹿の教訓か、元気者ふみちゃんは風下にパーティを誘導する。風を避けてゆったりと昼…

2006年12月10日(日)曽爾・古光山で、どろんこ納山会(1)

今年最後の山岳部の例会は、曽爾・古光山。標高は1000mに及ばず、2時間ちょっとで山頂を往復できる程度だといって侮ると、とんだしっぺ返しが来る山だ。とにかく急斜面の上り下りが続く。フィックスロープが張ってある率が非常に高い山なのだ。 今年は皆、ザ…

山マンガ「イカロスの山」3巻、4巻を読んだゾ!

知らない間に、「イカロスの山」(画・塀内夏子)の3巻、4巻が出ていた。 いろいろと忙しくて、ともちゃんが仕入れてから1週間以上、読まないままだった。いや、ホントに忙しいのだ。最近。もちろん山関係に、なのだが。 物語は、とりあえずドロドロ三角…

「空と山のあいだ 岩木山遭難・大館鳳鳴高生の五日間」を読みました

「空と山のあいだ 岩木山遭難・大館鳳鳴高生の五日間」田澤拓也著(角川文庫)を読んだ。久しぶりの遭難モノだ。 昭和39年、岩木山で大館鳳鳴高校(秋田)の山岳部員が遭難し、4人が死亡、たった一人しか生還できなかった事件だ。標高も1625m。そんなに…

2006年12月2日(土)槇尾山蔵岩で、クライミング練習

恐らく今年最後の屋外クライミング練習となる。最後に選んだ場所は、槇尾山蔵岩。ここなら結構好き放題に使えると思ったのだ。それは正解。貸切の岩場で、思う存分練習するはずだった。しかし・・・ 【参加者】 Mr.Dash、ともちゃん、元気者ふみちゃ…

2006年11月12日(日)鈴鹿・紅葉の仙ヶ岳は寒い寒い(2)

仙ヶ岳山頂と、仙ノ石の中間点付近で少し平らな場所を見つけ、遅い昼食にする。元気者ふみちゃんは、すっかり空腹で元気がなくなっていたし、キューティM居さんも「あぁ、腹減ったなぁ」としみじみとつぶやいていたので、時間的にももう限界であった。 Mr…

2006年11月12日(日)鈴鹿・紅葉の仙ヶ岳は寒い寒い(1)

天気予報は冬型だが「晴れ」。しかし、亀山の巨大な某工場の横を通り過ぎる頃から雨が降り始めた。仙ヶ岳は景色が勝負。不安がよぎる。 【メンバー】Mr.Dash(CL)、ともちゃん、ポケモンN平クン(SL)、 女子プロY口さん改め「元気者ふみちゃ…

「松浦武四郎と江戸の百名山」中村博男著を読みました

平凡社新書から、「松浦武四郎し江戸の百名山」中村博男著が出た。 新書で、山を題材にした本が、確かに増えている。本屋で見つけて、即ゲット。 これで今月も本代5000円を突破した。 一応、文学部卒の片鱗をみせてるやろ? Mr.Dashは、案外、理…

イッパツで右足親指を治す奇跡の医者!

今日は足を引きずりながら出社した。 少しは痛みがマシになるかと思ったが、時間が経つにつれ、足もむくんでくるのだろう、午後には再び鈍痛と、時折靴に触れたときの激痛との闘いになった。 仕方なく、定時過ぎ、自分の中では早退に等しい時間に退社し、医…

2006年11月5日(日)痛ッ!足に岩がゴロン!槇尾山でクライミング講習

場違いかもしれないが、Mr.Dashも顔を出した。 ともちゃんと、G嬢も一緒だ。 槇尾山の蔵岩は、クライミングとしては初めてだ。こんなに長い岩壁 だったのか。上からは想像もつかない。 3点支持、セルフビレイ、懸垂下降、クライムダウンを繰り返す…

2006年11月4日(土)蓬莱峡・大屏風岩でクライミング練習

10月21日~22日に続いて2回目のクライミング練習。 今回も、多忙をぬって、S川さん、Y本さんがはるばるコーチ役として来てくださった。 参加メンバーも、前回の顔ぶれを中心にまたもや二ケタを越えた。 もっとも、日帰りメンバー同士は、互いに顔を…

「大峰奥駆道七十五靡」森沢義信著を読みました。これはスゴイ本だ。

「大峰奥駆道七十五靡」森沢義信著、ナカニシヤ出版2800円を読んだ。ハードカバー300ページの力作なので、この一週間、会社の行き帰りに読むのが重くてたいへんだった。しかし、今まで読んできた大峰修験道関係の本の中で、最もよく取材され、最もし…

「リーダーは何をしていたか」本多勝一 再読記

9月に新田次郎の「八甲田山死の彷徨」を読んで、パーティを仕切るリーダーと、会社人としての自分に照らし合わせた。共感して、しみじみ、身にしみたことは、当プログでも書いた。 、本多勝一著:「リーダーは何をしていたか」を読んだとき以来の衝撃だった…

2006年10月21日~22日 裏六甲・百丈岩でクライミング練習(2)

22日、朝早くからコーチ役のS川さんがゴソゴソ起きた。Mr.Dashは、明らかな二日酔で体が動かない。他のテントからも、ぼちぼち何人かが起き出しようなので、無理に起きて河原に腰掛けた。思い思いに朝食をとる。最後まで起きてこなかったオカリナ…

2006年10月21日~22日 裏六甲・百丈岩でクライミング練習(1)

ウチの弱小山岳部では、やっとこさ今年、初級沢登りを何本か経験した。数人は、セカンド以降のザイルにぶら下がることにも慣れた。技術もないのにトップを行くMr.Dashも、いつ墜死するかという恐怖感が、たまに快感になってきてアブナイ。 こんな中、…

10月15日(日)大阪南部のマイナー峰・経塚山、鍋谷ノ峰、小堂峰へ

デジカメを忘れ、フィルムカメラでしか撮影できなかったので、現像が上がるまで、ここに写真を掲示できないのが残念だが、とはいえ、さしたる絶景もなかったので、まあいいか。仕方ないのでGPSデータを載せよう。 じつは今まで、経塚山(825m)、鍋谷ノ…

10月8日(日)~9日(月)強風、でも展望良好の南ア・仙丈ケ岳(3)

油断すると吹き飛ばされそうな強風の中、ピークに到達。時折、一陣の霧が通り抜けるが、おおむね視界は良好。三角点の向こうの景色に一瞬、息を飲む。圧倒的な迫力の北岳の左横後方に、富士山が寄り添っているではないか(写真)。嬉しさのあまり一瞬寒さを…

10月8日(日)~9日(月)強風、でも展望良好の南ア・仙丈ケ岳(2)

遭難事故が続いた週末だっただけに、岳友たちはそれなりに我々のことが心配だったようだ。昨日、ブログを更新していたことで、ホッと胸をなでおろした人もいるとか。 じつはY井カメラマンに至っては、現地でたまたまケータイのアンテナが立ったから即座にm…

10月8日(日)~9日(月)強風、でも展望良好の南ア・仙丈ケ岳(1)

北アルプスで遭難事故が相次いだこの3連休、Mr.Dash一行は、南アルプスにいた。雪こそ降らなかったが、稜線は強烈な風が吹いていた。西側斜面は霧氷が発達して、まるで冬山のよう。紅葉真っ盛りの東側斜面は秋山そのもの。稜線では、好対照の風景が…

CEATEC JAPAN 2006に行ってきました

エレクトロニクス最大のショー、CEATEC JAPAN 2006に行ってきた。 幕張は大雨で、部分的に屋根があとはいえ、駅から会場まで歩くだけでびしょ濡れになった。 シャープの液晶テレビAQUOSが大量に展示されていて、そこに雪山をボードで滑っていくコンテンツが…

10月1日(日)京都清滝・毘沙門谷へ、手軽な沢登り(2)

そういえば15mを高巻いていたら、ちょうど指をかけたいと思った木に、ケモノのウンコが乗っていて焦った。次に登る人は注意しよう(笑)。 続く5mは、流れの右を、へつり気味に登る。これは簡単。登山道が左から迫ってくる。細い流れに似合わない、深い…

10月1日(日)京都清滝・毘沙門谷へ、手軽な沢登り(1)

午後から間違いなく雨が降るという予報であったが、どうせ沢登り。午前中にイヤというほど濡れるはず。そういうことで、多少、増水しても大丈夫そうな京都清滝・毘沙門谷へ。 【メンバー】 Mr.Dash、ともちゃん、Y井カメラマン、ノッポさんW邉君。

9/24番外情報・坪内林道への降り口

坪内林道への降り口は、今、こうなっている(写真)。林道が完成したら、登山道とのジャンクションもきっちり安全な形にしてくれるのだろうか。変な事故が起きなければいいが・・・

9月24日(日)大峰主稜1泊2日縦走・狼平→天川川合(4)

狼平の吊り橋を渡り、高崎横手分岐へ。小腹がへって、ここでおやつを食べる。やがてブナ、カエデが美しすぎる樹林帯にさしかかる。ナメリ谷分岐のあたりの広い美林で、昼食。なんか食ってばかりだ。ふーっと深呼吸をすると、身体の芯から 浄化されるようだ。…

9月24日(日)大峰主稜1泊2日縦走・楊子ヶ宿小屋→八経ヶ岳→狼平(3)

朝5時起床。十分すぎるほど寝た。普段の倍近い睡眠時間だ。明け方、小屋の近くで獣(シカだろう)の物音がしていたそうだが、全然気がつかなかった。朝食を済ませる。表はすっかり晴れ渡っていて、今日はいい写真が撮れそうだ。台高山脈から登る朝日をカメ…

9月23日(土)大峰主稜1泊2日縦走・釈迦ヶ岳→楊子ヶ宿小屋(2)

釈迦ヶ岳13:00。宇宙人I村さん、女子プロY口さんは、ここで往路を引き返す。下降途中に、決して沢筋に迷い込まないように助言する。二人は相談しながら17:10、無事下山したという。I村さんは、意外!?にも笹薮の下のつまづきやすい場所をY口…

9月23日(土)大峰主稜1泊2日縦走・前鬼→釈迦ヶ岳(1)

事情あって、前鬼から釈迦に登り、弥山を抜けて天川川合へ下りなければならなくなった。通常は2泊3日の行程である。しかし、会社の有休をすぐに取れるほど世の中甘くない。やむなく1泊2日の強行軍を企てた。楊子ノ宿小屋まで初日、 足を延ばせば、じゅう…