■メイン写真
リニューアルされた猪名川天文台。あいにく、この日は休館日。
■今回のコース
大野山アルプスランド駐車場→大野山→駐車場→腰掛岩→岩めぐりコース入口→
界九岩→花立岩→うるし岩→夫婦岩→カメレオン岩→神楽岩→鯉の滝登り岩→
獅子の昼寝岩→太鼓岩→おにぎり岩→ふくろう岩→岩めぐりコース出口→(車道)→
猪名川天文台→駐車場
月に1回の「らくらく山歩の会」は、旧摂丹国境にある大野山(おおやさん)へ。
個人的には6年ぶりの訪問となる。
酷暑の予報が出ており、熱中症に細心の注意を払いながら、ゆったり行動した。
大野山アルプスランドから、まずは大野山のピークをめざす。
斜面いっぱいに咲いていたアジサイ(16,000株と言われていた)が全くなくなり、
ワラビシダが一面にはびこっていた。
シカの食害のようだが、アジサイは有毒植物のはず、シカには影響がないのか。
アメリカオニアザミが咲いていた。綺麗だが、自然環境的には、好ましくない外来種だ。
あっという間にピークに着く。
薄い霞がかかっていて、せっかくの絶景ピークだが展望はいまひとつだった。
山頂には三角点と方位盤がある。
山頂からは、いったん、駐車場まで戻る。
ホオジロが気分よくさえずっていた。
ムラサキシキブの花。
いよいよ岩めぐりコースへ。
約8,000万年前の白亜紀に、佐曽利カルデラの噴火でできた溶結凝灰岩である。
腰掛岩。
ニガイチゴが熟していた。
この日は他に、クマイチゴを1株だけ、あとは終わりかけのモミジイチゴを見た。
車道を外れ、岩めぐりコースに入る。
界九岩。
元禄の頃、摂津国川辺郡柏原村、有馬群小柿村、丹波国多紀群後川村の間で境界争いが
起き、京都奉行所が岩に印を刻み、国境を明示したもの。35番まであるという。
当コース上で、その幾つかがみられる。
花立岩。
南側の柏原方面が望める。「花立」の形には見えないが、これは帰り道でわかる。
うるし岩。
岩の左側にツタウルシが茂っていた。触ると、かぶれる人もいるので要注意。
北側正面には弥十郎ヶ岳など、丹波の山々が重なる。
大夫婦岩(界十二岩)。
ボルダリングに適しており、窪みにはチョークの白い粉がついている。
たぶん界十三岩。
苔むしている。
カメレオン岩。
まさに、うまく名付けたものである。
名前が付いていない巨岩もたくさんある。
神楽座の岩上からは、北側の後川(しつかわ)の集落が見える。
鯉の滝登り岩。
これは、なかなかうまく名付けたものだと思う。
獅子の昼寝岩。
回り込むと、巨大な獅子の横顔が口を開けているように見えなくもない、、、
ような気がする。
岩めぐりコースの中で、クライマックスともいえるのが、太鼓岩。
絶景と、ちょっとしたスリルを楽しめる。
おにぎり岩。
三角おにぎりに、まさかの抹茶ふりかけ!?
ふくろう岩。
なんとなく、顔はわかる。この岩がコース最後の岩だ。
車道に合流する。岩場が形成された仕組みを解説した看板がある。
合流点にあったウリカエデ。
あとは車道を戻るのだが、行きに上から通りがかった花立岩を
下から見上げる。
天文台の広場も絶景ポイント。「恋人の聖地」オブジェが若干、浮いた雰囲気。
この日は定休日。ちょっと残念。