
■メイン写真
清楚なササユリに、しばし時を忘れた
■今回のルート
太子町役場前バス停→(竹内街道)→南河内グリーンロード出合→(ろくわたりの道)→
ダイトレ出合→円形展望台→二上山雌岳→馬の背→雄岳→がんばり坂→ながめ坂→
道の駅ふたかみパーク當麻→二上神社口駅

久しぶりに、大阪側から二上山にアプローチしてみた。
近鉄上ノ大師駅から、太子町のコミュニティバス「たいしのってこバス」で、
終点の太子町役場前へ。
以前は金剛バスで、役場のすぐ手前の六枚橋東で下車したものだ。

竹内街道は、わが国最古の官道とも言われており、明日香と難波(なにわ)を結ぶ
主要な大通りだった。部分的には幅30mもあったというから驚きだ。隋からの使者に
「ええかっこ」をしたかったためとの説もある。

竹内街道に入ると、飛鳥時代の趣はさすがにないものの、古いたたずまいが続く。

旧山本家住宅。大和棟の形態をよく残す、切妻造茅葺の家屋。国の重要文化財。

竹内街道歴史資料館の前を通る。

竹内街道に別れを告げて100mほど先の分岐で左の細道に入る。トクサの群落があった。

南河内グリーンロードに出て、車道を渡る。また100mほどで右の薄暗い細道に入る。
これが、ろくわたりの道だ。
「ろくわたりの道」の由来については、スポーツ公園下の案内図に説明がある。
それによると、二上山の山麓には、鹿谷寺、鹿向谷など「鹿」のつく地名があり、
地元では昔から、鹿のことをを「ろく」と呼んでいたそうで、そうした由来をふまえ、
太子町が命名したもので、ずっと昔からの歴史的な呼称ではない。

あぜ道のようなところに入る。このあとは用水路沿いの道を行く。

南阪奈道路のガードをくぐる。

そして、急登がスタート。

坂を登りきると、大阪市内の眺めが大きく開ける。
大阪湾の向こうには淡路島、明石海峡大橋、六甲山系も見える。

ちっょとした岩尾根や固定ロープの急坂をこなせば、屯鶴峯から続いている
ダイヤモンドトレールに合流する。

円形展望台の周辺はササユリの群生地だ。幸運にも、ちょうど花期を迎えていた!!

最近、花の数が少しずつ増えているような気がする。

多くの花をつけている株も、ちらほら見かけた。

円形展望台から絶景を楽しむ。
日陰がない場所だが、風が通り抜けていて、それほど暑く感じなかった。

シライトソウ。

雌岳の山頂に到着。日時計が指す目盛りと、実際の時間がほぼ一致しているので、
当たり前のことではあるが、「おー、すごい」と思ってしまう。

木陰が心地いい雄岳の山頂広場でランチタイム。葛木二上神社に手を合わす。

隣にあるのは、悲劇のプリンス・大津皇子の墓所。

下山は、通常ルートではなく、二上山に発達してしまった「勝手道」の中でも
踏み跡がしっかりしたルートを選択。
通称「がんばり坂」と「ひといき坂」を慎重に下る。
「勝手道」とは、昔からあった登山道ではなく、行政や地権者の許可を得ずに、
山好きのおっちゃん達が勝手に開拓した道のことで、まあまあ強引なルートに
なっていたりするほか、あちこちに丸木ベンチなどが作られていたりする。
二上山雄岳は、神社が通行料をとっていた頃もあり、通行料を支払わずに
馬の背方面に抜けられるようにした勝手道が錯綜している。
こうした大人の事情から、市販の登山地図やガイドブックなどには登場しない
ルートが多く存在し、逆に現地での道迷いを誘発する一因にもなっている。

ぐんぐん下って、ながめ坂展望ベンチから、奈良盆地を鳥瞰する。
大和三山、音羽山系、三輪山、龍王山、若草山などが見渡せる。

4等三角点を通過。

下山中に見つけた、色が濃いツツジ。
特徴を調べると、どうもミヤコツツジのようだ。
ミヤコツツジは、モチツツジとヤマツツジの自然交配種である。

最後は二上山ふるさと公園の長い階段を下る。両側に植えられている
アジサイがぼちぼち花をつけ始めている。

道の駅ふたかみパーク當麻に到着。
冷たいコーヒーフロートが美味いのなんの。
下山したら美味しい餅を買うぞという「もちベーション」もあって、
皆さん、お土産に奈良名産の小麦餅を購入。

道の駅の軒下には、巣立ち間近のツバメの子たち。