Mr.Dashのぶろぐ館(新館)

関西の山々や日本アルプスが大好き。日本山岳ガイド協会認定登山ガイド(ステージⅡ)、山岳ライターでもあるMr.Dashのブログです。Gooブログのサービス停止(2025/11)により、引っ越してきました!

2026年1月11日(日) [尾鷲]断崖絶壁と紺碧の入り江、最近人気のオハイ(大配)へ!!

■メイン写真
透き通るオハイブルーの入り江。水深8mだとか。

■今回のコース
九鬼コミュニティセンター駐車場→頂山→ハカリカケ岩→頂山東峰→オハイ→殿浜分岐→
猪垣広場→網干場分岐→駐車場⇒夢古道おわせ(お風呂)


尾鷲シリーズの2日目は、九鬼水軍の発祥の地・尾鷲市九鬼町にある、最近人気の
オハイ(大配)へ。「配」には、崖や淵という意味があるという。
断崖絶壁からのぞき込むと、オハイブルーと呼ばれる紺碧の海が見え、これが
話題沸騰中なのである。
地元の観光サイトによると、大配では岩の一部に黄色の線が入り、その区画の漁場を
表しているという。

かつて中学校だった九鬼コミュニティセンターに駐車する。

まずは頂山をめざす。
今日は寒い一日になりそうだ。北日本日本海側は大荒れの予報が出ている。
尾鷲は午前9時が8度で最も気温が高く、午後にかけて気温は下がっていくようだ。

猪垣(ししがき)沿いに上っていく。

猪垣が山城の登り石垣のように尾根まで続いていた。
これだけのものが築かれたというのもすごい。

猪垣を越えていく。

標高約140mあたりの分岐に、古い標石。ここは右へ。
しばらく上ると、一度、舗装林道に出合う。

林道を右へ数十mで、再び左の山道に入る。伐採地の中を登る。
樹木がないので風が通る。冷たい強風が吹き抜けていく。

めざす頂山は、もう近い。

伐採地を登る途中、振り返ると北側の尾鷲湾が開ける。瀬元鼻の岬が美しい。
背後の山には雪雲が出ている。

なかなかの急登だ。

分岐をひとつ見送ると、休憩ベンチが一つあるだけの頂山の地味なピークに着く。

東へ500mほど進むと、絶景のハカリカケ岩がある。

冷たい風が吹いてくる逆サイドになる。日なたでもあり、じつに快適だ。

九木崎にある古田山と岬山。

海が穏やかだった昨日とはうって変わって、白波が立っている。

ところで、尾鷲の低山なので常緑樹やシダが目立つ植生なのだが、このあたりは
大きなカゴノキが何本かみられて面白かった。

薄い踏み跡をたどり、頂山東峰のプレートがかかる305mピークに到着。
頂山の250m東に、地形的には「東峰」と呼ぶにふさわしい分岐ピークがあるので、

なぜ、頂山からは1km弱も離れているこの305mピークが「頂山東峰」と

されているのだろう。

ピンクテープは付いているが、ほぼ道ではない、急な尾根を下る。
ウバメガシの落ち葉が堆積し、滑りやすくて仕方ない。

安全確保の意味もあり、ちょっと時間がかかってしまったが、苦闘の末、
九鬼港からオハイへと続くトラバース道(この日、下山予定の道)に出ることができた。

いよいよオハイへの下り道。左横に斜瀑を見ながら下る。

オハイの岩肌が見えてきた。あー、やはり海がきれいだ。

記念写真用に取り外して使える「オハイ」のプレート。

正午を回ってしまったので、ここでランチタイムとした。
外海を眺める。これだけでも感動モノなのだが…

オハイの岩壁に回り込む。
ちなみに「大配」の地名は、地元の漁師が、船からの目印として、半島の磯ごとに
名前を付けたそうで、あるサイトの情報では40以上の地名があり、
「大配」のほか、「中配」「小配」もあるそうだ。
小配ではダイビングも行われている模様。

すごい断崖絶壁。
みんなで「火サス」のオープニング曲を口ずさみつつ、気分は船越英一郎(笑)。

高度感はバツグン。
九鬼水軍は、こうした入り江に船を自在に隠したりしていたのかな。

岩場を少し東にも行ってみた。

高度感は少ないが、こちらの磯も、美しい紺碧。

昭和39年に造られたというトラバース道から"下山"にかかるが、
じつは、しばらく上り坂が続く。

この木橋、景子橋と名付けられている。
オハイへの道を整備した尾鷲藪漕隊のメンバーで、登山ガイドの方のお名前だそうだ。

殿浜分岐を過ぎると、猪垣広場に着く。
ゆっくり休憩できるような広場が少ないだけに、貴重な場所である。

右手のほうでガサッと音がしたので視線を向けると、15mほど先に3頭のシカ。
母鹿と、子鹿が2頭と思われる。こちらが声をかけても、逃げもしない。

網干場(あばば)への分岐を過ぎると、ほどなく里に出る。
里に下りたといっても、ほとんど廃屋となっている中を通っていく。
漁師町に出て、駐車場へと戻った。

下山後のご褒美は、海洋深層水を使った日帰り湯「夢古道の湯」。
寒い日だったので、たいへんありがたかった。