Mr.Dashのぶろぐ館(新館)

関西の山々や日本アルプスが大好き。日本山岳ガイド協会認定登山ガイド(ステージⅡ)、山岳ライターでもあるMr.Dashのブログです。Gooブログのサービス停止(2025/11)により、引っ越してきました!

2026年1月7日(水) [山の辺の道]三輪・大神神社から柳本・黒塚古墳へ!!

■メイン写真
桧原神社からは、大和盆地を挟んで二上山が正面に見える。

■今回のコース
三輪駅→大神神社狭井神社→桧原神社→相撲神社→穴師坐兵主神社景行天皇
(横を抜ける)→崇神天皇陵(横を抜ける)→天理市トレイルセンター→黒塚古墳→柳本駅

2026年の初歩き。

 

当初、三輪山にも登るつもりだったが、正月の登拝禁止期間が1月8までとのことで
断念。それに気づいたのが昨年12月29日だったというマヌケぶり。
三輪山を省略したことで、標高差の少ない行程になったが、あちこち寄り道をしたので
それなりの歩数を歩いた。

大神神社の参道から、三輪山を見上げる。
参道は最近、道路に棒やコーンがいっぱい設置されて、ごちゃごちゃした印象。
このほうがクルマは円滑に流れるのだろうか?

まずは大神神社に参拝。言うまでもない、日本最古の神社である。大和国一之宮。
古事記」では、大物主大神が出雲の大国主神の前に現れ、国造りを成就させる
ために「私を三輪山に祀られよ」と望んだとある。

祈祷殿の前に出されていたのが、「なでうさぎ」。
正月3ヶ日も過ぎ、平日ということで全く並ぶ必要なし。

三輪山の登拝口である狭井神社。病気平癒の御利益がある。
拝殿の左奥に回ると、飲むと病気が治るという御神水が得られる。

三輪山の登拝口は当然、閉鎖中、またいずれ、行きましょう。

大神神社の境内はかなり広大で、この狭井神社から次の貴船神社まで、多くの
末社を擁する。

境内を出て、2つの溜池の間にある龍神神社に立ち寄った。
当然ながら水、雨乞いの神様だ。拝殿の横っちょに、ユーモラスなタヌキの石像!!

山の辺の道に戻り、北上する。もともとあった農道や間道を使っているので、
じつは各所の分岐がややこしい。道標が完備されているので助かる。

真言宗醍醐派の玄賓庵の前を通る。

この日、唯一の山道区間。山の辺の道は、登山靴までは要らない。

桧原神社に到着。
祭神は天照大神で、「元伊勢」として知られる神社だ。
少し調べたら、一時は石灯籠が二基あるだけに廃れたそうだが、昭和40年に
伊勢神宮の旧内宮外玉垣の東御門の古材を拝領し、三ツ鳥居が復元されたらしい。

のどかな路傍にロウバイの花を見つけた。

山の辺の道をふたたび外れ、相撲神社に寄ってみた。
ここは相撲発祥の地。日本書紀では「カタヤケシ」という名の場所だ。
当麻蹴速と出雲の野見宿禰が、垂仁天皇の前で日本で初めて相撲をとり、
野見宿禰が勝った。

奈良出身の力士・徳勝龍が令和2年初場所で優勝し、奈良県出身力士としては
98年ぶりの快挙を成し遂げたことを祝した石碑が立っている。
左下の手形に自分の掌を合わせてみたら、ほぼ同じサイズだった。
お相撲さんの手は大きいものと思いこんでいただけに意外だった。

相撲神社からもう少し奥に行ったところにある、穴師坐兵主神社
(あなしにいますひょうずじんじゃ)。
崇神天皇の皇女・倭姫命が、帝の御前の守護神として穴師兵主明神を祀った。

ところでこのあたり、柑橘類の果樹園が多い。あちこち出ている無人販売所では、
みかんやレモンが売られている
じつは、穴師の里はみかん栽培発祥の地なのだ。
垂仁天皇の命により、田道間守(たじまもり)が、不老不死の霊薬を求めて、
常世の国から10年かかって持ち帰ったのが「やまとたちばな」なのだという。

穴師山を見上げる。
以前、登った時は、ササのブッシュで登山道が途切れ、無理やり突進したら
ダニかいっぱいまとわりついたという忌まわしい思い出だけがある。

景行天皇陵が見えてきた。長さ300mは、日本の古墳第8位だそうだ。
向こうには生駒山と矢田丘陵が広がる。

神籬(ひもろぎ)跡。神祭りで神霊が降臨する場所。
崇神天皇の皇女・豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)が、天照大神
この地に祀り、磯堅城(しかたき)の神籬を立てたという。
卑弥呼邪馬台国もこのあたりにあったのかなと、古代のロマンに思いを馳せる。

大和三山展望所。
確かに、ふだん目ただない天香久山がちゃんと見える!!

景行天皇陵(写真)、崇神天皇陵ともに横をすり抜ける。
古墳は横を歩いても、前方後円墳の美しいカタチが分からないから、少し残念だ。
両古墳とも、たくさんの野鳥がかまびすしく鳴いていた。

天理トレイルセンターに到着。
ここでゆっくりティータイムを楽しんだ。

ラストは黒塚古墳。3世紀後半の古墳で、被葬者は不明だが、
盗掘被害が少なく、邪馬台国卑弥呼が魏の国から100面もらったといわれる
三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)が、なんと33面も出てきた。
邪馬台国奈良説の有力根拠のひとつだ。
隣接する黒塚古墳展示館には、出土した石室の忠実なレプリカが展示されている。