Mr.Dashのぶろぐ館(新館)

関西の山々や日本アルプスが大好き。日本山岳ガイド協会認定登山ガイド(ステージⅡ)、山岳ライターでもあるMr.Dashのブログです。Gooブログのサービス停止(2025/11)により、引っ越してきました!

2025年5月4日(日) [信越]信越トレイルの起点・斑尾山へ、沼の原湿原から歩く!

■メイン写真
ミズバショウリュウキンカのお花畑となっていた沼の原湿原

■今回のコース
5/3 まだらおの湯(コテージ)[泊]
5/4 沼の原湿原駐車場→沼の原湿原(ミズバショウ群落)→レストラン・バンフ→(すすき原トレイル)→
   ぐん平街道分岐→ゲレンデ出合→斑尾山北峰→斑尾山斑尾山北峰→(万坂・山頂トレイル)→
   万坂峠→(湿原西トレイル)→沼の原湿原駐車場


ゴールデンウイークの後半は、北信へ。昨年、下見に行って心を動かされたエリアだ。
まずは信越トレイルの起点・斑尾山へ、ミズバショウ群落がみられる沼の原湿原を起点に
周回してきた。
場所によってはまだまだ残雪が多く見られ、踏み抜きの懸念からルート取りが難しかった。

沼の原湿原に入ると、いきなりの残雪。足元注意。

さっそくミズバショウの群落に遭遇し、気分が上がる。

ちょうどいいタイミングで咲いていてくれた。

早々に、この山旅の主目的のひとつをクリア。

残雪はまだまだ深い。下に水流があるようなところは踏み抜きが怖い。
実際に膝まで落ちたので、以降、慎重すぎるほどにルートを見極めた。

「せせらぎトレイル」から「湿原中央トレイル」へと移り、湿原を通り抜けると車道に出る。

スキーシーズンのみ営業している「レストラン・バンフ」の横を通り、ここからしばらく
スキー場のゲレンデを歩くことになる。

ゲレンデは山菜のシーズン。フキノトウは飽きるほど多数あり。

コゴミもいっぱい。ただゲレンデ内は農薬が心配なので、見るだけにする。

ゲレンデを上るにつれ、雪がでてきた。

「ぐん平街道」は、ところどころ微妙なトラバース箇所があり、慎重に進む。

斑尾山北峰への直登。

稜線への分岐でもある斑尾山北峰からあと10分。斑尾山を目指す。
左側の雪庇が、厳冬期の積雪量を示している。
登山道は雪がない部分。間違って雪上を歩くと、えらいことになりそう。

斑尾山に到着。
残念ながらガスの中。しかも冷たい風が吹きつけてきて、体温を奪う。
記念写真だけ撮って、そそくさと山頂をあとにした。

斑尾山は、総延長110kmに及ぶ信越トレイルの起点で、信越トレイルでは第2の高峰だ。
加えて「あまとみトレイル」の終点でもある。
「あまとみトレイル」は、2021年10月23日に一部開通した、長野駅~戸隠~妙高笹ヶ峰
野尻湖斑尾山頂を結ぶ、総延長86kmのロングトレイル
「あまとみ」は、雨飾山斑尾山戸隠山妙高山の頭文字をとったものだ。

斑尾山北峰へと引き返し、斑尾山を振り返る。

霧が少し晴れてきて、新潟県側に湖が見えた。野尻湖である。遊覧船が横切っていく。

「万坂・山頂トレイル」を下る。ここもゲレンデの一部である。

新潟県と長野県の県境にある万坂峠で車道に出ると、路肩にキクザキイチゲを見つけた。

ふたたび山道に入り、「湿原西トレイル」で沼の原湿原へと戻る。

沼の原湿原の面積は21haあるという。朝、通ったところとは別の道。
あと10分ほどで駐車場に戻るといったところに、ミズバショウリュウキンカ
大群落があった!!

花びらの端っこが白いリュウキンカもわずかながら見られた。これは知らなかった!

さ~て、明日は修験の小菅山だ。天気はよさそうで楽しみだ。