Mr.Dashのぶろぐ館(新館)

関西の山々や日本アルプスが大好き。日本山岳ガイド協会認定登山ガイド(ステージⅡ)、山岳ライターでもあるMr.Dashのブログです。Gooブログのサービス停止(2025/11)により、引っ越してきました!

2026年7月11日(土)~12日(日) [八ヶ岳]オーレン小屋から硫黄岳を周回、ヒカリゴケを発見!

■メイン写真
大迫力の硫黄岳の爆裂火口

■今回のルート
11日 桜平駐車場→夏沢鉱泉→オーレン小屋[泊]
12日 オーレン小屋→夏沢峠→硫黄岳→赤岩分岐→オーレン小屋→夏沢鉱泉→
   桜平駐車場⇒尖石温泉・縄文の湯⇒グラスリー・ペパン⇒ツルヤ茅野店


この時期は暑くなるだろうと読んで、涼しいはずの信州へ足をのばした。
今回は八ヶ岳連峰の硫黄岳をセレクト。
桜平から入り、オーレン小屋に泊る、ゆったりした行程だ。

桜平駐車場にクルマを停めて出発。
駐車場では、C社ツアーでお客様の到着を待つMガイドにばったり出会う。
今回、夏沢鉱泉に泊るとのことだが、このあとも何度か顔を合わせながらの
道中となる。

しばらくは林道歩き。夏沢の渓谷美が視界に飛び込む。
一瞬、ジャブジャブ遡行してみたくなるが、上流に夏沢鉱泉、オーレン小屋と、
2つも大きな山小屋があっては、水質的には…

コケが美しい針葉樹林帯。
硫黄岳あたりは、もう北八ツとは呼べないかもしれないが、麓のコケの美しさは
まだまだ北八ツ級である。
花もいろいろ咲いているが、それは別途、花編で紹介する。

ゆっくり50分ほどかけて、夏沢鉱泉に到着。

鉱泉の水を引いている。夏沢鉱泉はメタケイ酸の多い硫黄泉。
鉱泉が流れる沢の岩は赤くなっていて、横を通ると硫黄臭がする。

オーレン小屋に到着。
雄大な主稜線が、明日への期待をそそる。

ところで、小屋の前で懐かしい顔をみた。
2020年に「大台町魅力発信モニターツアー」でご一緒したUガイドではないか。
彼もこちらの顔を見てすぐに気がついた。
TVの情報番組でにもちょくちょく出演する売れっ子だ。
ともに執筆しているメディアの話など、近況を交換しあった。

オーレン小屋には風呂がある。石鹸、シャンプーは使用禁止だが。
入浴時間は17時まで。到着したのが16:20で、手続きなどで部屋に
入ったら、もう残り20分ほどしかない。17時からは夕食。
大急ぎで湯船にドボンしてきた。無いよりマシで、汗を流せたのはよかった。

夕食は名物、馬肉のすき焼き。味付けはけっこうシッカリ濃かったが、
肉は柔らかくてウマかった。
標高2,300mを少し越える標高で、食欲がわかないお客様もいたが、

翌朝、5:30朝食、ゆったりして6:30に出発した。

20分強で夏沢峠に到着。
ヒュッテ夏沢はリニューアル準備のため休業中、山びこ荘は宿泊は休止中で、
売店のみの営業だ。なんだか寂しい夏沢峠、である。

山びこ荘に宿泊すると、窓の外にモモンガやヤマネが見られるだけに残念。

夏沢峠から山梨県側を覗くと、神秘的な雲海が出ていた。

尾根道を硫黄岳に向かう。標高差で約300mの登りがつらい。
森林限界を過ぎるので眺めは良好。穂高連峰~槍ヶ岳がハッキリ。
御嶽、乗鞍岳、穂高、槍、針ノ木~爺、鹿島槍、白馬あたりまで
北アルプスの主峰たちがすべて見えた。北東には浅間山なども。

振り返ると、夏沢峠と根石岳。

溶岩でできた、いかつい巨岩の横を通る。

峰の松目の向こうには中央アルプス。

ケルンが出てきたら、山頂まであとわずかだ。

硫黄岳の爆裂火口。大地のパワー。

山頂に到着。

大ダルミから横岳の岩場を経て、赤岳へ連なる、八ヶ岳連峰のクライマックス。

オーレン小屋まで、同じ道を戻るのも芸がないので、赤岩ノ頭への道をとる。
山頂直下は、ちょっとした岩場になっているが、危険というほどではない。

赤岩ノ頭の手前の露頭が見えてきた。

赤岩ノ頭までは行かず、鞍部からオーレン小屋へと最短距離の道を行く。
雪で根っこがたわんだダケカンバ林の中を下る。

やがて、またもコケが美しい樹林帯になる。

テン場を抜けて、オーレン小屋に戻る。

オーレン小屋で、週末限定8個限りの「ツクモグサパフェ」。

昨日歩いた道を、桜平駐車場へと向かう途中、岩間にヒカリゴケを見つけた。
個人的には、今回最も興奮した発見だ。

下山後、まずは尖石温泉・縄文の湯に立ち寄った。
入浴料600円、これだけでも嬉しいが、65歳以上300円ということで
何人かのお客様は大喜び。

温泉の斜め向かいにある、手作りジェラートのお店「グラスリー・ペパン」。
風呂上がりの皆さん、思い思いの味を楽しまれた。

最後に、ツルヤ茅野店(2020年開店)に寄って、お土産タイム。
またまた、アフター登山を目いっぱい楽しんできたのだった。