Mr.Dashのぶろぐ館(新館)

関西の山々や日本アルプスが大好き。日本山岳ガイド協会認定登山ガイド(ステージⅡ)、山岳ライターでもあるMr.Dashのブログです。Gooブログのサービス停止(2025/11)により、引っ越してきました!

2026年5月9日(土) [丹波]筱見四十八滝から峠山へ、滝めぐりの岩場と新緑を楽しむ!!

■メイン写真
二ノ滝、一ノ滝を過ぎ、最後の長い鎖場を登る

■今回のルート
登山口→手洗い滝→弁天滝・肩ヶ滝→長滝→シャレ滝→大滝→二ノ滝・一ノ滝→
展望岩→周回路分岐→峠山→作業林道出合→クリンソウ群落→獣除けゲート→登山口


多紀連山の東端部、スリリングな滝めぐりコースが魅力の筱見(ささみ)四十八滝から、
峠山を経て、クリンソウ群落を観に行った。
「四十八滝」の名は、「8つの滝に始終、水が流れ落ちている」ことが由来だ。

数台が駐車できる登山口は、既にクルマがたくさん停まっており、わずかに空いている
スペースは2~3台分程度。何度か来ているが、こんなにクルマが多いのは初めてだ。

最初に右に現れるのは手洗い滝。落差は5mくらい。
滝のすぐ前を渡る。渡渉には困難はない。

3分ほどで、弁天滝と肩ヶ滝の2段の滝に着く。
丹波修験のかつての隆盛を感じさせる行場跡だ。
弁財天の祠の横から、弁天滝の岩盤に打たれた鉄の杭を足場して肩ヶ滝の滝壺に
出られるが、この日は一人ずつロープで確保すると時間が足りなくなるので割愛した。

そそり立つ巨岩を右から巻く。

標識の分岐で滝めぐりの道からいったん外れ、
左に下ると、8つの滝のうち最大の落差33mを誇る長滝に出る。

元の道に戻ると、頑丈に設置された鎖場が始まる。
それほど難しくはないのだが、だからと言って落ちたらただでは済まないので
ヘルメットを装着した。

二本に分かれた立派なスギ。もう少し生長したら、夫婦杉などと名前がついて、
注連縄などが付けられそう。

シャレ滝。細長いトユ状の岩間を、一条の軌跡が走る。

まだまだ鎖場は続く。もちろん鎖を両手で持つと、身体が振られて却って危険。
鎖場を正しく通過できるよう、注意を促しながら進む。

次の大滝は、落差20m。今日は、なかなか水量が豊富で迫力がある。

岩場が好きな人には、このあたり、このうえない楽しいトコロ。

8つの滝の最後を飾るのは、二ノ滝と一ノ滝。セットで出現する。

そのすぐ上が、当コース中で最も長い鎖場だ。足場が小さい箇所もあり、
いかに爪先に体重を乗せてバランスをとっていくかがカギ。
無理そうだったらロープを出そうと思っていたが、皆さん、快調に登ってくる。

登り終えるたところに展望岩にがある。ネズミサシと若いアカマツの葉にチクチク
やられながら岩上に出ると、南側が大きく開けている。

展望岩より上は、岩場や滝は皆無。ガラッと雰囲気が変わり、そこはカエデやシバグリ
などの新緑が美しい、広い緩斜面だ。広くなっているところでヘルメットを脱ぐ。

東西に連なる多紀連山の主稜線には、北から回り込むようにして合流する。
樹林が美しいのと、北側に出たことで風が涼しかった。
なお、展望岩付近から直接、周回路につながる道は少し荒れているようだ。

尾根道を快調に進み、峠山に到着。
本日、唯一の名のあるピークである。三角点はあるものの、展望はない。

西へ下っていくと、古い作業林道に出る。標識に従い、上筱見への林道に入る。

林道はところどころ路肩が落ちていたり、棘がきついジャケツイバラが茂り
始めており、あと何年通れるか。

荒れ始めた路肩には、オニヒカゲワラビが幅を利かせていた。

順調に下っていくと、峠谷からの道に合流する。
谷道になる、しばらくすると日当たりのよい場所に出る。そこにはクリンソウが
ねらい通りに咲いていてくれた。よかった、時期が合っていて。

アップで観察しても、かわいらしい。

ヤブデマリの花。

この獣除けゲートを過ぎると、山歩きは終わり。上筱見ののどかな田園風景が広がる。

筱見観音の辻を折れ、クルマを回収しにいく途中、シカやイノシシが入れないように
工夫された路面を通る。おもしろい取り組みだが、冬、積雪したら効果がなくなりそう。
冬季の対処法を知りたくなった。

帰りに、道の駅 能勢くりの郷に寄ったら、お客様のほとんどがソフトクリームを
お買い求め。そういう季節になったなあ。