
■メイン写真
観光駐車場付近から見た藤原岳
■今回のコース
観光駐車場→神武神社→(表登山道)→8合目分岐→藤原山荘→藤原岳展望台→藤原山荘→
8合目分岐→(裏登山道)→大堰堤→聖宝寺→鳴谷ノ滝→鳴谷神社→観光駐車場
フクジュソウで有名な藤原岳。久しぶりに歩いてきたが、今回は天候に恵まれ、
快晴のもと絶景が足り締め、また、藤原岳「あるある」の、登山道がドロドロに
なっていることもなく快適に歩け、主目的であるフクジュソウはもちろん、
じつにさまざまな春の花を見つけることができた。
3月は天候不順等で苦労したが、巡りあわせで、こういうラッキーがやってきた。

今回は平日とはいえ、フクジュソウのシーズンなので、観光駐車場に駐車。
案の定、大貝戸登山口の駐車場は満車。

表登山道の登山口の神武神社で、山行の安全を祈願して、序盤の急登にのぞむ。
この日は標高差約1,000mある、中級の行程だ。

石仏がある2合目で最初の休憩。

4合目を過ぎたあたり、ヤマザクラの群生地に心が和む。

藤原岳への主たる登山道である表登山道、裏登山道とも、1合ごとに標識がある。
その距離、標高は、必ずしも標高を単純に割ったものでもなく、距離で区切って
いるわけでもないのが謎だが、それはそれで。
単調な植林が続く5合目、6合目を、林床のミヤマカタバミに励まされながら過ぎる。
ずっと登りが続くものの、難路ではないので歩きやすい。

ちょっとした広場になっている8合目で、ちょうど昼時となった。
このあたりから、よく観察すると、少しずつ春の花が姿を見せる。

8合目のすぐ上から、養老山系方面の大展望が開ける。

9合目への途中、コケが美しい斜面を観ながら、ジグザグに標高を稼ぐ。
一か所、雨水が集中して流れるのだろう、崩壊が激しくV字に土がえぐれており、
そこに真新しい丸木橋がかかっていた。

石灰岩の鉱山で、重機が作業中。
向こうには伊勢湾。

超大型のダンプが行き交っている(この写真は下山時のもの)。

石灰岩がゴロゴロした足元に変わると、フクジュソウ群落の核心部となる。

可憐なフクジュソウに、足を停めながら。

開花のタイミングとしてはちょうどよかったようで、散ってしまった株や、蕾の状態
のものも少なく、ほぼ咲いている状態。

藤原山荘に到着。

最高点である、藤原岳展望台を望む。

展望台への途中で、天狗岩をズームで狙ってみた。時間的に、今日はあっちには行けない。

最高点に到着。やや霞んでいるが、雲ひとつない快晴だ。
北西に天狗岩と御池岳を展望する。

北に伊吹山。
写真に撮れないほど淡くだが、白山や御嶽山まで見えていた。

南に銚子岳、竜ヶ岳。かなたには御在所岳や雨乞岳などが連なる。

伊勢湾を見下ろす。

もう、そこそこいい時間になっているので、あまり長居できない。
藤原山荘に戻ると、すぐ近くまでホオジロがやってきた。

8合目の分岐から、下山は裏登山道(聖宝寺ルート)をとる。

6合目から5合目にかけては、往路に見なかった花々を楽しみ、順調に下り続ける。

左岸から涸れ沢に下りて、数十メートルほど沢を下りて、右岸に転じる。
ここは少し懸念していたが、岩は濡れておらず、苦戦することなくクリアできた。
もちろん、ヒルの姿も全くなかった。

2合目を過ぎると水音が聞こえてくる。
涸れ沢の下は、おそらく石灰岩の伏流になっていて、ある地点で水が一斉に
湧き出ているのだろう。大堰堤のすぐ上が滝になっている。

大堰堤は、左側から巻き上がり、向こう側に下る。
林道に出て、聖宝寺の境内裏からぐるっと回り込む。

境内の下には、カエデが植えられた公園のような場所があり、その最奥に鳴谷ノ滝が
かかっている。

集落に出る手前には、鳴谷神社がある。
ここは狛犬の代わりに、狛猿が迎えてくれる。5匹の猿で「ご縁(猿)」、さらに神猿は
「まさる」と読み、「魔が去る」「優る」「勝る」として縁起がよいと。
決して、「ダジャレやんか!」などと言ってはいけない。
集落に出てから、路傍にたくさんのイチリンソウをみた。
どなたかが育てたのか、自然に増えたのか、いずれにせよ最後まで花を楽しめて
大いに満足した。