Mr.Dashのぶろぐ館(新館)

関西の山々や日本アルプスが大好き。日本山岳ガイド協会認定登山ガイド(ステージⅡ)、山岳ライターでもあるMr.Dashのブログです。Gooブログのサービス停止(2025/11)により、引っ越してきました!

2026年3月19日(木) [六甲]文太郎道&須磨アルプスをじっくり歩く!!

■メイン写真
東山からは、馬の背の全容が眺められる。

■今回のコース
須磨浦公園駅→鉢伏山→旗振山→鉄拐山→おらが茶屋→高倉台住宅→(文太郎道)→栂尾山→
横尾山→馬の背→東山→禅昌寺分岐→いたやどの森→板宿八幡神社→板宿駅


六甲山系の西の端っこ、花崗岩の露岩でできた尾根は、「須磨アルプス」として
たいへん有名だ。おなじみの場所であるが、久しぶりに訪ねてみた。
予想通り、細かい、細かい部分が変わっていて、定期観測の必要性を改めて感じた。

スタートは須磨浦公園の遊歩道。山道ではないので、のっけから足がつらい。
早朝まで雨が降っていたが、急速に晴れていくらしい。

今シーズン初めて、狂い咲きでないミツバツツジを見た。もう春だ。

途中にある展望台。

神戸空港と、向こうに大阪市街、金剛山地。

「昭和の観光地」のムードが懐かしい須磨浦回転展望閣。

そして、乗り心地が悪いことが、これまた昭和っぽく楽しいと定評がある
カーレーターの駅を横目に。ここのカーレーターは、60周年を迎える。
いつの間にか日本で唯一のものになってしまった。

すぐ上が、鉢伏山のたいらな山頂だ。
六甲全山縦走路は、山頂の東を巻いてしまっている。

少し登って、旗振山へ。
旗振茶屋は基本、土日祝のみの営業なので、この日はクローズ。

旗振山の展望台からは、淡路島と明石海峡大橋が間近に迫る。

ウバメガシの純林と、風化が進む花崗岩が印象的な尾根道。

鉄拐山の山頂は、展望の説明板が立てられて、景色を見る楽しみが増えた。

おらが茶屋に到着。ここも土日祝の営業だ。ケーキはここの2階で焼いているとか。

高倉台住宅に下りる階段。どうしてこんな無機質でしんどい階段にしたのだろう。
ちなみに高倉台住宅は、昭和30年代末に高倉山(当時291m)を崩して造成した跡地に
造られた。削った土砂は、ポートアイランドの埋め立てなどに使われたという。
最近、おらが茶屋のあたりを「高倉山」と呼ぶ人がでてきているようだが、
誤りである。

高倉台住宅を抜けていく。橋は4本。橋の名には、すべて花の名前がつけられている。

最後の「つつじはし」を渡ると、道標(全山縦走路)は左を示している。
このまま従うと、悪名高き、栂尾山へ400段の長い長い直線階段となる。
それが嫌なので、今回は道標で示されていない右の踏み跡へ。

道なりに行くと、かつての全山縦走路で、文太郎道と呼ばれる岩尾根に入る。

かなりの急登だが、変化があって楽しい。

栂尾山に到着。ここには展望デッキが設置されている。またまた絶景を楽しむ。

しばらく全山縦走路を歩く。
幹が尾根から張り出し、根っこが直角に支えている変形木。

横尾山に到着。相当に写真を撮りながら歩いているので、スタートからここまでで
約2時間。

横尾山からの展望。晴れた写真を撮りたいのだが、なかなか雲が消えない。
ここからが須磨アルプスのはじまり、はじまり。

すぐに鎖場が出てくる。見かけほど難しくはない。

須磨アルプスの核心部が見えてきた。標高200m台でも、「アルプス」の名に
恥じない光景だ。



こう見えて通過するのは難しくなく、長い階段を下り、ちょっとした岩場を登り返すと、
「馬の背」の標識点に着く。

すぐに灌木帯になり、東山のピークに到着する。

この日は、ここで全山縦走路を離れ、板宿へ下山することにした。

ヤブツバキの尾根を抜ける。

その次はサクラ並木。何種類も植えられているが、もう葉桜のものや、おおかた
花が散ってしまったものが大半だった。ほとんど早咲きの品種のようだ。

分岐がいくつかあるものの、ほとんどの分岐で板宿を示す標識がある。

育林中の「いたやどの森」を通る。六甲山系グリーンベルト整備事業の一環。

板宿八幡神社に下りてきた。
菅原道真ゆかりのこの神社は板宿の地名の由来と、「飛梅」ならぬ「飛松」の
伝説がある。
道真が大宰府に赴く途中、ここに立ち寄り、板張りの簡素な宿を設けたことから
「板宿」となり、松にまつわる和歌を詠むと一夜にして松の木がこの地に飛来した
というもの。「飛松」は高さ30mほどあったが、大正時代に落雷により枯死した。

下山すると、青空が急速に広がってきた。うーむ。