Mr.Dashのぶろぐ館(新館)

関西の山々や日本アルプスが大好き。日本山岳ガイド協会認定登山ガイド(ステージⅡ)、山岳ライターでもあるMr.Dashのブログです。Gooブログのサービス停止(2025/11)により、引っ越してきました!

2026年1月21日(水) [坂越]宝珠山から、みかんのへた山古墳へ、下山後に牡蠣を味わう!!

■メイン写真
茶臼山の展望台からの坂越湾。原生林が残る生島が浮かぶ

■今回のコース
坂越第一観光駐車場→大避神社→妙見寺→茶臼山(城跡)→宝珠山→壺江山(大谷山)→
みかんのへた山(古墳)→海の駅・しおさい市場→坂越第一観光駐車場


兵庫県赤穂市の坂越(さこし)湾に面した宝珠山などの低山群を歩いてきた
山そのものはラクチンだが、神社仏閣、古墳、オーシャンビューありの退屈しない
コースだ。
おまけに、下山後に焼きたての牡蠣を楽しめるのがいい!!

まずは大避(おおざけ)神社へ。
祭神は秦河勝・天照皇大神春日大社
秦河勝は、渡来人の家系・秦氏のひとりで、聖徳太子に仕えた。
蘇我馬子を恐れて、奈良から坂越へ逃げてきて、この地で没した。

大避神社の絵馬堂には、絵馬が40も掲げられ、中には280年前のものもある。
「坂越の船祭り」は国の重要無形民俗文化財だ。

神社のすぐ脇にある坂越浦城跡では寒桜が咲いていた。

坂越浦城跡から海を望む。

茶臼山までは解説板が各所に設置されており、参考になる。
名所の謂われなども解説してある。

妙見寺。大避神社のすぐ上にある真言宗の寺。
天平勝宝年問(749年~757年)に行基が開き、大同元年(806年~810年)に空海が中興したと
伝わる。観音堂は懸造になっており、ここからの眺めも最高だ。

ようやく山道に入り、縮遠居(しゅくえんきょ)と名付けられたあずま屋から海を見る。
新日本海フェリーの船がゆっくりと西へ向かっていた。
え?「新日本海フェリー」が瀬戸内海に? と思ったが、調べたら点検のため因島あたりに
移送中のようだ。
沖には家島諸島、さらに向こうは四国が見える。

茶臼山への登り。道は歩きやすい。

宝珠山までは、妙見寺による八十八箇所石仏が数メートルおきに安置されている。

標高115mあたりで、千種川と、坂越駅周辺の集落が見下ろせた。奥は赤穂だ。

茶臼山の山頂に到着。
展望台からは播磨灘の絶景が広がり、城跡の説明板が立っていた。
室町時代、播磨から中国地方にかけての守護大名だった赤松満祐が、将軍・足利義教
暗殺した「嘉吉の乱」のあと、山名氏が赤松氏を討って新たな播磨守護職に就いたが、
赤松氏の残党の襲来に備えて築いた砦であったという。

少し下ったところにあるのは、和田肥後守範長の一族の墓。
建武の中興の際、足利尊氏の誘いに乗らず、後醍醐天皇側に仕え、赤松円心に討たれた。
平成7年に、五輪塔が新たに奉納された。

宝珠山の山頂に到着。
分岐があり、尾根を外れていく道があったが、IHIの社有地で立入禁止。

地味な山頂で、南にわずかに坂越湾が見えるのみ。
坂越湾は、北前船が赤穂塩を積み出した良港だ。

宝珠山から少しばかり下りたところにあずま屋があり、ここでランチタイムとした。

この山域は、過去に山火事もあったらしく、尾根道は防火帯を兼ねているのか、
かなり道幅が広い。サザンカ並木のなかを歩く。

本日の最高点、坪江山(大谷山)。しかし、ここは展望がない。

釜崎を見ながら、尾根を東へとたどる。
足元は岩盤で、土がやせており大木が育たず、ウバメガシや若いアカマツが多い。

やがて登山道の左側はフェンスが出てきて、今度は関西電力の土地だという。
P208の送電線鉄塔をみて、次の小ピークを下ったコルで尾根から離れ、
海側に下り始める。

ほどなく、みかんのへた山に着く。
山頂は5世紀初頭~前半頃の古墳とのことで、「直径30m、高さ4mの円丘の北東部に、
長さ約4mの造出が取りつく、全長34mの造出付円墳」という。

ユニークな山名は、麓からは見ると、こんもりとした円形の古墳が「みかんのへた」の
ようにみえることに由来する。

あとは、わずかな下りで、海辺の小島集落に出てくる。
浜風が冷たい。

駐車地に戻る道すがら、「海の駅 しおさい市場」に立ち寄る。

蒸し牡蠣と、たこ焼きのたこの代わりに牡蠣を入れた「かき焼き丸」。
美味いのなんの。

最後に、昔の風情を残す「坂越の町並み」を観光。
奥藤酒造のあたり、雰囲気は最高だ。