
■メイン写真
高代寺で飼われているツキノワグマの「とよ」くん
■今回のコース
妙見口駅→旧山下道分岐→六地蔵→高代寺霊園→高代寺山→高代寺→吉川小学校分岐→
黒川分岐→吉川城址→吉川八幡神社→妙見口駅
能勢の妙見山のすぐ西に、目立たないが見どころ豊富な里山がある。
真言宗の古刹・高代寺と、室町時代の山城跡がある高代寺山
だ。

能勢電鉄の妙見口駅から、北へほんの少し進んで、分岐を左へ。
慶安3年の標石がある。

しばらく登ったところから、妙見山を眺める。

棚田跡を右に見ながら、古い参道を上る。

かつての炭焼きの名残をとどめる「台場クヌギ」。

吉川高代寺山参道六地蔵。慶安2年のもの。

「妙見里山倶楽部」の活動拠点には、会員募集中の札がかかっていた。
以前より、なんとなく寂れた印象。

登りきると舗装林道に出る。少し右に行ったところの分岐を
左に折り返すと、高代寺の霊園管理事務所に着く。
ドコモの無線中継所への道から、未舗装林道に入る。

頭上を見上げると、細い枝に絡みつくようにスズメバチの巣があった。
遠目に見ると、浮いているようだ。

高代寺の山頂には、能勢テレメーター中継局の設備が建っている。

残念ながら展望はなく、三角点と小さな祠が山頂であることを物語るのみ。

テープをたどり、落ち葉で不明瞭な道を少し下ると、高代寺に着く。
終わりかけの紅葉が、最後の美しさを奏でていた。

寺務所の前を通り過ぎると、厳重な檻がある。

中を覗くと、今、話題のツキノワグマがいた!!
2014年に豊能町山林の猪わなにかかったもので、推定15歳のオス。
檻の中に散り敷かれていたクヌギの実を食べていた。
少し話しかけると、両手を上げて威嚇するようなそぶり。
おかげで「月の輪」模様がハッキリ見えた。
あの素早さで飛びかかられたら、熊スプレーなど間に合うはずもないと感じた。


本堂前に戻り、紅葉を鑑賞しながら、不動堂の右手から竹林に続く山道をとる。

吉川高代寺五輪塔。吉川越後守仲頼(源仲頼)の墓だ。

分かりにくい分岐を右にとり、クヌギ林の尾根を東へ東へとたどる。

しばらく、なだらかな雑木林の尾根を歩き、ちょうど昼頃に吉川城跡に到着。
北からの冷たい風がもろに当たるので、南側の曲輪跡に下りて昼食タイムとした。
吉川城は、1492年に吉川豊前守長仲が築いた。
1573年、吉川城と井戸城が、山下城主の塩川長満に包囲されて落城し、
350人余りが一時に亡んだという。

少し下ったところからは、妙見山が正面に見える。
廃止されたケーブルカーの跡が寂しい。

落ち葉が積もった山道を下り、吉川八幡神社へ。
自生コジイの北限という。

ユニークな神社で、境内には能勢電鉄の廃車の「顔」が保存展示されている。

あわせて3車輛分あった。

社務所にはHOゲージの模型も。萌えた。

境内には、御神馬の「いづめ」が飼われている。
手を出すと噛まれると注意書きが張ってあったが、長い顔を出してきて、
こちらを見つめたので、「かわいいなぁ」といいながら、鼻先を撫でてやった。
予想通り、噛まれなかった。

下山後、妙見口駅前の「かめたに」さんで、いつもの「猪フルト」を注文。
寒い日だったので、生ビールではなく、能勢の地酒・秋鹿の燗を頼んだ。最高。