Mr.Dashのぶろぐ館(新館)

関西の山々や日本アルプスが大好き。日本山岳ガイド協会認定登山ガイド(ステージⅡ)、山岳ライターでもあるMr.Dashのブログです。Gooブログのサービス停止(2025/11)により、引っ越してきました!

2025年11月8日(土) [敦賀]岩籠山へ、駄口コースからブナ美林を楽しむ!!

■メイン写真
インディアン平原から見た敦賀湾と西方ヶ岳

■今回のコース
駄口登山口→三角点「奥野」→展望地→(ブナ林)→インディアン平原→岩籠山→
(往路を戻る)→三角点「奥野」→駄口登山口

M社の登山企画で、敦賀三山の一つ、岩籠山へ、一般的な駄口ルートを歩いてきた。
先月、徒渉が連続する市橋ルートを歩いたが、今回は紅葉、黄葉が楽しめそうだ。

マキノ駅からクルマで駄口登山口へ。すでにクルマが10台ほど停まっていて、
この季節の人気ぶりがよくわかる。

序盤から急坂。
このルートは、進むにつれ、植生が刻々と変わっていく点がおもしろい。

植林帯はすぐに抜け、雑木林となる。
足元にはオヤマリンドウやセンブリ(写真)が咲いていた。
ここのセンブリは、花弁が4枚のものが割合、多い。

ソヨゴの実。秋を感じる。
しかし、この日の気温は登山口で15度あり、登っていると汗がき出る。

アカガシなど照葉樹が目立つ小尾根に出ると、一旦、急登が緩む。
三角点「奥野」を経て、一本道を行く。

コナラなどの落葉広葉樹林となり、短い急坂と、ちょっとした岩場が出てくる。

シロモジの黄葉が目にまぶしいくらい。

タカノツメも、負けじと鮮やかな黄色に輝く。

やがてブナがぽつぽつと現れてくる。コハウチワカエデなどとともに、
落ち着いたオレンジ色の空間を作り出していた。

東から北側が大きく開ける。横山岳、金糞岳、伊吹山など「滋賀県の屋根」が見える。

間もなく主稜線に出ようかという急坂で、紅葉の競演に見とれる。

ヤマブシタケを発見。

主稜線に乗ると、そこはブナの純林が広がる。
黄葉の盛りは、少し過ぎているといった感じか。
それでも、まだまだ美しい。

ブナの純林に入ると、不思議に涼しい風が吹く。
クマの痕跡は今回、全く見なかった。

ブナ林が途切れ、背の低い灌木帯に変わると、登山道も狭く、雨で浸食された深い
溝の状になっていて、行くたびに歩きにくくなっている気がする。
両側のササの稈を掴みながら登っていると、急に暑さを感じる。
振り返ると、ふたたび東から南にかけてのワイドビューが楽しめる。

ふたたび背の高いブナの純林に入る。すっと涼しい風が吹く。
広くなった平坦地で、計ったかのように正午になる。
ここで昼食タイム。ジェットボイルでお湯を沸かすお客さん、
山岳用保温ボトルの湯でカップラーメンをつくるお客さん、
それぞれに、秋の食事をお楽しみ。

ほんの少し上ると、今度はススキの穂がたなびく平原に出る。
誰が名づけたかインディアン平原。
花崗岩の奇岩が、ところどころにニョキッとそそり立つ。

奇岩は、鈴鹿山系のようでもあり、北アルプスの燕岳のようでもあり。
平原の先端からは、敦賀の町並みと、敦賀湾が意外に近く見下ろせる。
反対側には伊吹山と、輝く水面が印象的な琵琶湖が見えた。

岩籠山の山頂に到着。ここも360度の眺望を誇る。

遠く白山の姿も拝めた。

さっきまでいたインディアン平原を鳥瞰する。
西側に目を転じれば、野坂岳、南に高島トレイル前半の尾根が連なる。
しばらく景色を楽しんで、ゆっくりと往路を戻った。
帰りは、太陽が傾きかけて、光が横から入るようになってくる。
ブナ林は、また違った美しさを見せてくれていた。