Mr.Dashのぶろぐ館(新館)

関西の山々や日本アルプスが大好き。日本山岳ガイド協会認定登山ガイド(ステージⅡ)、山岳ライターでもあるMr.Dashのブログです。Gooブログのサービス停止(2025/11)により、引っ越してきました!

2025年9月14日(日) 木曽御嶽山を荒天で断念し、苗木城跡とヒカリゴケの笠置山へ!!

■メイン写真
恵那市笠置山の山頂直下にみられる貴重なヒカリゴケ

■今回のコース
・苗木城跡 駐車場A1→大矢倉→天守展望台→馬洗岩→笠置矢倉→駐車場A1
笠置山 林道終点→物見岩→笠置山(笠置神社奥宮)→ヒカリゴケ生息地→(往路を戻る)


3連休を利用して、濁河温泉から御嶽山に登る予定で、濁河温泉・湯元館に前泊
したが、折からの秋雨前線が活発になり、泣く泣く山行を断念。ついてないなぁ。

そのまま帰るのも悔しいので、天気図、各社の気象予報、雨雲レーダーを熟読した
ところ、中津川市恵那市あたりまで南下すれば、雨雲を防げるようだ。
ということで、あくる14日(日)は、かねてより気になっていた苗木城跡と、
もうひとつは、おなじみの笠置山のヒカリゴケを訪ねることにした。

まずは苗木城跡へ。
木曽川から、右岸にそびえる山頂の城山までは標高差で約170mあり、
天然の巨岩群に石垣を巧妙に組み合わせた要害。
遠山氏により1526年頃に築城された。本能寺の変のあと、森長可に城を追われ、
徳川家康に身を寄せた。その後、関ヶ原の戦いの前に18年ぶりに苗木城を取り戻した。
この功績で、1万石強の領主として、明治の廃城まで270年、12代にわたり遠山氏が
居城とした。

現在は山頂部に懸造りの天守展望台が建てられているだけで、当時の建物はないが、
かつての様子をCGで再現してみせた看板もある。

城跡とは関係ないが、栗の実が大きく成長していた。
中津川は、「栗きんとん」発祥の地で、あちこちに和菓子屋がある。
旬を迎えていることもあり、長い行列ができている店も今回見かけた。

巨石と石垣を組み合わせている。なかなか珍しい光景だ。

大矢倉。

天守の直下まで登ってきた。

天守展望台からは、木曽川の流れがすぐそこに。

こちらは雲に隠れた恵那山。木曽川にかかる手前の仮橋は、リニアモーターの
路線になる予定だという。

巨岩を削って、展望台の柱を立ててある。自然物を活用しつつ、すごい技術だ。

現在の展望台の柱は、当時、天守を支えた箇所をそのまま利用してある。

天守展望台の横に、もうひとつ巨岩がある。馬洗岩だ。
敵に攻められ、水場を奪われたとき、この岩の上に馬を乗せて、米粒で馬を洗い、
下にいる敵からは、城に水が潤沢にあるように見せかけたという。

今にも雨が降りそうな曇天。駐車場時点での気温は27度でも、湿度がものすごく、
風が全くなかったので汗がダラダラ。
それでも観光客の姿は多かった。
この苗木城跡、公開されたばかりの映画・福山雅治主演「ブラックショーマン」の
ロケ地になってたようで、それもあったのかな。

昼食をはさんで、恵那市に移動。
午後は笠置山(標高1,128m)へ。恵那市のシンボル的な山である。

林道を一番上までクルマで上がる。山頂まで400mまで迫ることができる。
前回は、少し下のキャンプ場から歩いたが、今回は時間がない。

あずま屋のすぐ奥にある物見岩に寄る。

予想していたが、ガスが立ち込め、せっかくの絶景もおあずけだ。

ちなみに、晴れていたらこんな景色が楽しめる(2023年9月時点)。

ヒノキ林の歩きやすい尾根道を少し上る。山頂直下には、数は少ないがブナもある。

10分ほどで、三角点がある山頂へ。笠置神社奥宮が鎮座する。

神社の奥には、苔むした磐座が林立する。

そこを下りていくと、「岩くぐり」を楽しめる。

その下の、オーバーハングした巨岩の下へ、ハシゴを上っていくと、、、

小さな祠がたたずむ岩屋の中に、

貴重なヒカリゴケが待っている!!
知る限り、関西から最も近く、簡単に行けるヒカリゴケ群落である。
濁河温泉からの登山道にも、ヒカリゴケがあるので、今回、別の場所とはいえ
ヒカリゴケを観ることができてよかった。
御嶽山は来年、ぜひともリベンジしたい。