Mr.Dashのぶろぐ館(新館)

関西の山々や日本アルプスが大好き。日本山岳ガイド協会認定登山ガイド(ステージⅡ)、山岳ライターでもあるMr.Dashのブログです。Gooブログのサービス停止(2025/11)により、引っ越してきました!

2025年8月8日(金)~10日(日) [北ア]爺ヶ岳へ、立山&剣岳の勇姿を展望する!!(行程編)

■メイン写真
種池山荘から爺ヶ岳へ向かう尾根道から、劔岳の威容を望む

■今回のコース
8/8(金) ゲストルーム・ふる里村工芸館[前泊]
8/9(土) 柏原新道登山口→駅見岬→包優岬→富士見坂→鉄砲坂→種池山荘→爺ヶ岳南峰→
     爺ヶ岳→種池山荘[泊] 
8/10(日) 種池山荘→(往路を戻る)→柏原新道登山口⇒大町温泉郷・薬師の湯


夏の北アルプス山行の第2弾として、爺ヶ岳~岩小屋沢岳~鳴沢岳~赤沢岳~スバリ岳~
針ノ木岳へと続き、通称「針ノ木サーキット」を計画していたが、停滞前線のお出ましで
縦走は危険と判断し、爺ヶ岳をピストンするだけに終わってしまった。
しかし、山頂に達した9日はまずまずの好天で、爺ヶ岳から立山連峰剣岳の勇姿を
バッチリ拝めたのはよかった。

大町温泉郷にあるゲストルーム・ふる里村工芸館に前泊し、朝5時に出発する。
それでも扇沢付近の駐車場は満車で、柏原新道登山口からトンネルを3つ分
下ったところの路肩にクルマを停めることになった。

柏原(かしわばら)新道登山口。
柏原新道は、種池山荘の二代目オーナーの故・柏原正泰さんが昭和30年代後半から
昭和41年頃にかけて独力で拓いた。

モミジ坂と呼ばれる序盤は、樹林帯の急登が続く。

標高1,560mあたりで、大町市街が覗く。

ケルン手前で、針ノ木岳と針ノ木雪渓が姿を現す。

種池山荘による親切な注意看板。
それほど困難を感じない区間だったが、ひょっとしたら過去の事故は残雪期などに
起こったのだろうか。

ケルンに到着。

駅見岬からは、その名の通り扇沢のターミナルが見える。
このあたりで急登ゾーンは終わる。

種池山荘が尾根上に見えてきた。

水平道の標識。最初の急登からはうって変わって、緩やかな登りのトラバース道。

包優岬(ほうゆうざき)。2010年に種池山荘スタッフにより命名された。
優しく包み込むような紅葉が美しい場所という意味だ。

続いて石ベンチ。何人かが腰を掛けられるような石が並ぶ、休憩ポイントだ。

例年遅くまで雪渓が残るガレ場。回り込むと鎖場がある。

またまた山荘による注意書き。丁寧なのである。

富士見坂。しばらく傾斜は緩かったが、このあたりから最後の登りとなる。

鉄砲坂。ここをしのぐと、種池山荘はもうすぐだ。

順調なペースで、10時過ぎに種池山荘に到着。
ちょうど今、「ピザ祭り」の最中。10時から注文できる。
せっかくなのでシェアしつつ食べようということになったが、整理券番号は15番。
なんという好評ぶり。

ピザが焼き上がるまで40分ほど待つ間、キベリタテハが誰かのザックに止まる。

付近のお花畑を楽しんだり、立山連峰を眺めたりしながら時間をつぶす。

山荘のすぐ西にある種池。

ピザが焼き上がった!!
直径22cmの立派なピザ。標高2,460mのこの山荘で、よくこなことができるものだ。
もちろん美味。「ピザ祭り」は17日までだ。

不要な荷物を小屋前にデポし、爺ヶ岳を目指す。
しばらく登ると、立山連峰劔岳が見えてきた。

鹿島槍はガスが発生してよく見えなかったが、新越山荘はバッチリ。

南に槍ヶ岳が、雲間から垣間見えた。ほんの数分で雲の中に消えた。

爺ヶ岳南峰に到着。

このあたりに多いライチョウは見られなかったが、イワヒバリが現れた。

コマクサ群落を過ぎ、いよいよ爺ヶ岳(中峰:最高峰)に到着。
雪解けの季節、麓から2人の爺さんの雪形ができることが山名の由来だ。

このあと山荘に戻り、コーヒーを飲みながらゆったりした午後を過ごした。
ぐっすり寝てしまったが、深夜1:30頃から雨が降り始め、風の音がしていたという。

停滞前線の影響で、天候の回復は望めない。
ある程度予想していたが、やはりこのまま下山することに。

往路を下る。
濡れネズミになってしまったが、大町温泉郷・薬師の湯へ直行。
すっかり温まり、2階個室(有料)でゆったり昼食をとってから帰途に就いた。