Mr.Dashのぶろぐ館(新館)

関西の山々や日本アルプスが大好き。日本山岳ガイド協会認定登山ガイド(ステージⅡ)、山岳ライターでもあるMr.Dashのブログです。Gooブログのサービス停止(2025/11)により、引っ越してきました!

2025年7月26日(土)~27日(日) [紀南]安川渓谷と百間山渓谷で水遊び!!

■メイン写真
大きな釜を抱いた雨乞いの滝。

■今回のコース
26日 安川渓谷登山口→渓谷で遊ぶ→安川渓谷登山口⇒えびね温泉⇒
   百間山渓谷キャンプ村[泊]
27日 百間山渓谷キャンプ村⇒百間山渓谷駐車場→梅太郎渕→亀の峡⇒こさめ渕→
   かやの滝→ふたおい釜→藤の中島→甚兵衛渕→難渋の壺→猿渡り(吊橋)→
   雨乞いの滝→三十三尋の壺→地蔵滝→夫婦滝→犬落の滝→夫婦滝→(下山路)→
   百間山渓谷駐車場


大好きな百間山渓谷へ、今年も夏のプライベート山行にやってきた。
暑い暑い暑い暑い夏を乗り切るには、こんな遊びも大切だ。

今回は泊まりの予定を立て、26日は安川渓谷で澄んだブルーの流れをプカプカ
浮いてきた。

背が全く立たない淵。それでも底がハッキリ見える。

流れが速い瀬。

ここからいちばん近い冨里温泉はここ数年、休館中のままだ。
40km近くあるが、白浜町の「えびね温泉」までクルマを走らせた。
ここはPH値が9.7のアルカリ性温泉。洗い場の蛇口からも源泉が出る。
ほのかな硫黄臭がする湯船に浸かると、すぐに全身がヌルスベになる。
すぱらしい秘湯だ。

この日、宿泊に選んだのは、百間山渓谷キャンプ村。
熊野(いや)川を挟んで、百間山渓谷登山口の対岸にあり、翌朝のアクセスが便利だ。
バンガローを1棟借りした。

翌朝、クルマを百間山渓谷駐車場に移し、支度を整えて入渓する。

岩のトンネルをくぐり、小滝を越えると、その先に、またも2mほどの小滝。
これをよじ登ると、その上が梅太郎渕である。背が立たないので、数mが
泳いで渡り、後続をロープで引く。

純粋な沢登りではなく、沢を楽しむだけなので、かやの滝の手前は遊歩道に上がり、
鉄階段で岩の隙間をくぐる。

かやの滝に到着。右岸のバンドをへつって、滝の裏側に入っていわゆる裏見の滝を
楽しめる。

亀の峡の先にある吊橋は、沢中から見上げる。

ふたおい釜へ、頭上を覆う巨岩をくぐる。

深い藍色のふたおい釜。いったい何メートルの深さがあるのだろう。

藤の中島を過ぎると、しずかに水をたたえる甚兵衛渕に着く。

美しい流れの難渋の壺。
しかし、ここは登山靴ではよくスリップしてドボンする難所である。
沢靴の強みが発揮されるところだ。

鎖場を慎重にトラバースするが、裏に岩のトンネルがあり、そちらを
くぐっていく方法もある。

短い滑り台を楽しむ。

難渋の壺に多く見られるポットホール(甌穴)。
このような、足が立たないほどの深さのものもある。

猿渡りと名付けられた吊り橋を見上げる。

カワトンボが木漏れ日に光る。ブルーの胴体とオレンジ色の羽がじつに美しい。

苔むした、ジブリの世界から抜け出たような風景だ。

落差10mの雨乞いの滝に着く。
昔は、日照りが続くと、ここで神楽をあげて雨乞いしたという。

釜の右岸を腰まで浸かってへつると、雨乞の滝の裏側を観に行ける。

本流から外れて、地藏の滝に寄り道してみた。
ツルツルの岩盤が印象的だ。

巨大なトチノキ。何百年を生き抜いたたくましい生命力を感じる。

夫婦滝の吊り橋からは凡流になるので、流れには入らず遊歩道を歩く。

そして、この日のゴール、犬落の滝(落差30m)に到着だ。
光が滝壺に差しこみ、より神秘的な雰囲気になっていた。
滝を観ながら食べるカップラーメンが、冷えた身体にちょうどいい。
猛暑の中で、これほどの贅沢もあるまい。

帰りは遊歩道をしばらく戻り、上部を巻いている下山道をとると、半時間もあれば
登山口に戻れる。旧かもしか園の柵に沿った鉄階段を下りると、冒険も終了。
ひとときの涼しさを堪能できた。