
■メイン写真
下山中、ようやく天気が回復してきた。山ツツジが鮮やかな赤で新緑に映える
■今回のコース
WASAMATA HUTTE→見返り台地→和佐又のコル→笙ノ窟→石ノ鼻→小普賢のコル→
大普賢岳→(往路を戻る)→和佐又のコル→和佐又山→WASAMATA HUTTE
急なハシゴや鉄階段、岩場などが連続する大普賢岳は、北アルプスなど夏山の
練習にはもってこい。さらに、この季節はシャクナゲやシロヤシオなどが美しい。
雨は降っていないが、霧が立ち込め、強風が予想される展開。登山道もしっとり
湿っている。

お久しぶりのWASAMATA HUTTEに挨拶し、出発。
登山口のサラサドウダンは満開。この上品なグラデーションがいい。

和佐又のコルを過ぎると、しばらくはブナ、カエデ、ヒメシャラ等の安定した
樹林帯の尾根歩きとなる。ここは個人的にたいへん好きな場所だ。

P1339から少し上がったところに、誰が作ったか、倒木のワニさん。
経年劣化で、歯並びが少し悪くなってきたようだ(笑)。

尾根筋を離れ、トラバース道に入る。
シロヤシオは今年、大峰山系では当たり年のようだが、ここでも美しく咲いていた。

ヤマツツジとシロヤシオのみごとなコラボレーション。
霧の中に浮かび上がるようで神秘的だった。

最初の短い鎖場をこなす。

おっ、ギンリョウソウが咲いていた。彼らのシーズンでもある。

朝日ノ窟。

続いて、笙ノ窟。大峰奥駈道の第62番靡だ。
かつて大台教の教祖・古川嵩や、幕末~明治中頃の修験道の行者・林実利などが
ここにこもって修行した。
ここで休憩したのち、ヘルメットを装着した。

鷲ノ窟。

ヒメウツギが咲いていた。

日本岳のコルへの急な登り。最初の難所ともいえる場所。

コルから先も、急な傾斜が続く。

ハシゴの横にイワカガミが群生していた。

しばらくは短いハシゴや鉄階段が断続的に現れる。
この日は、とにかくツルッと滑らないよう、とくに慎重に歩いて頂いた。

石ノ鼻。絶景ポイントだが、この日は真っ白。岩にも上らずに通過する。
このあたり、冷たい風が吹きつけ、主稜線での苦戦を予感した。

シャクナゲもまだまだ綺麗に咲いていた。

道中、もっとも急なハシゴ。途中で傾斜は少し緩むが、スリルがある。

小普賢を巻く。長いハシゴを下る。冬はたまに懸垂下降せざるを得ない場所。

小普賢のコルで手早く昼食を済ませると、すぐに道中で最長のハシゴが出てくる。
ハシゴのステップが斜めに傾いてしまっているのもあり、要注意。

ワチガイソウ。

奥駈道に出た。予想通り、冷たい強風が吹きつけてくる。
山頂まではあとわずか。まずは行ってみよう。

時折、雪かみぞれか、白いものが降ってくる中、山頂に到着。
当然、展望はゼロ。残念ながら長居できなかったが、風速を考えると、
登頂できただけでもラッキーだ。

山頂付近に咲いていたのは、ひょっとしてツマトリソウか?

もと来た道を下山する。
霧の中、コケは元気たっぷり。タマゴケに雫。

下りのほうが怖い。より慎重に。

午後になって、少し天気が回復してきた。
標高が低い方は霧が晴れてきていて、日本岳も見えてきた。

ツツジも、霧が晴れると今度は鮮やかさが際立って、これはこれで最高。

朝はてっぺんまで見えなかった、笙ノ窟の岩壁。

ユキザサ。

帰りは和佐又山もピークも踏んでいく。
和佐又名物の巨大ヒメシャラに一同、びっくり。

和佐又山の山頂に到着。大普賢岳は、まだ霧の中に隠れていた。

ヒュッテの南側すぐ横は、オオヤマレンゲが柵で保護されている。
蕾が大きくなりつつあった。

WASAMATA HUTTEに到着。
しゃれたカフェコーナーがあるので、美味いコーヒーとケーキを頼んで
みんなで冷えた身体を温めた。