Mr.Dashのぶろぐ館(新館)

関西の山々や日本アルプスが大好き。日本山岳ガイド協会認定登山ガイド(ステージⅡ)、山岳ライターでもあるMr.Dashのブログです。Gooブログのサービス停止(2025/11)により、引っ越してきました!

2025年5月28日(水) [六甲]赤子谷右俣から譲葉山、岩原山、社家郷山へ!!

■メイン写真
社家郷山の馬の背展望台から池田方面を眺める

■今回のコース
生瀬駅→(生瀬水路)→赤子谷出合→右俣出合→全山縦走路出合→譲葉山(北峰)→岩原山→
大谷乗越→小笠峰→馬の背展望台(展望絶景)→樫ヶ峰→ゆずり葉台バス停


東六甲の、ちょっとマイナーなエリアを歩いてきた。
吹く風に涼しさを感じながら、初夏のさまざまな花を楽しめた。

生瀬駅から西へ、生瀬高台の住宅街には入らず、生瀬水路に沿った歩道に入る。
生瀬水路は、江戸時代にはすでに引かれており、明治時代に整備しなおして、昭和まで
生活用水として使われていたそうだ。
途中の枝谷からではなく、大多田川から取水しているらしい。

タツナミソウが咲いていた。

大多田川にかかるJR福知山線の鉄橋をみて、休憩ベンチを過ぎると、
左側に赤子谷への近道を示す小さな分岐標識がある。ここから山道に入る。

小尾根を越えたら、頼りない丸太を並べた橋を渡る。
橋げたは鉄骨なので、鉄骨と丸太が重なるところを歩けば怖くない。
橋を渡ると、生瀬高台とまさよし橋を結ぶ林道に出るが、またすぐに赤子谷への
山道に入る。

コアジサイが見頃を迎えていた。

赤子谷の右俣と左俣の分岐には、古い石積みと標識がある。
左俣はゴルジュ地形が有名だが、近年崩壊があり荒れているので、今回は右俣を行く。
まあ、左俣も少し安定してきたようなので、そろそろ行ってもいいのだが。

ベニウツギ。

水量の少ない沢を何度か徒渉しながら、堰堤を3つ巻いていく。
テープやリボンの類は概ね、しっかり付けられているが、ルートは時折、複線化
しており、両方にテープがついていたりするので、あまり捉われてもよくない。
とくに中盤から沢の二股が2回あるので、要注意だ。

うーん、ヤマアカガエルかな?

やがて沢筋に水流がなくなり、ひと登りで六甲全山縦走路に出る。
近畿自然歩道の道標が立っている。
南側に海が見え、稜線に立った実感が持てる。

ここから、ものの5分で譲葉山(北峰)の祠へ行ける。
もはや、何が祀られていたのかよくわからない。六甲修験の名残だろうか。
展望はない。

続いて、岩原山にも寄ってみた。宝塚市の最高峰である。
ここも展望がないのが残念だ。

大谷乗越からは、しばらく車道歩き。
クルマに注意するところだが、平日だからなのか、1台しかクルマは来なかった。

この車道歩き、退屈かなと思ったら、意外に路肩に花が多かった。
エゴノキはたくさんあった。いずれも満開。

ウノハナウツギも多い。これも今が旬だった。

何の花か調べたら、マメガキのようだった。
葉は確かにカキっぽい雰囲気だったが、木の幹がのぺっとしていたので分からなかった。

スイカズラ

タニウツギ

テイカカズラ

錆びたガードレールに沿って、ナルコユリ

サルナシ。

ここから社家郷山へ向かう。

小笠峰までは近いけれど、ものすごい急登だ。

小笠峰も展望がないピーク。

ナツハゼ。

社家郷山の境界標石。
社家郷山とは、この山塊の総称だが、このピークには「社家郷山」と書かれた
札もかかっている。
そもそも社家郷とは、西宮神社宮司関係者(社家)たちの領地を指す。
具体的には、麓の広田、越水、中村、西宮郷あたりのようだ。
西宮神社はもっと海側なので少し違和感が残るかもしれないが、
えびす宮総本社で知られる西宮神社の住所も、「西宮市社家町」であることから、
つながりが読み取れる。

シライトソウ。ちょっと珍しい気がするが、兵庫県のレッドデータには載らず。

ホウチャクソウかなと思ったが、ナルコユリか、ひょっとするとアマドコロかも。

これは花のように見えるが、ツクバネウツギが散ったあとだろう。

展望が開ける。六甲最高峰方面を眺める。

すぐ横の馬の背展望台からは、この日最大のワイドビューが楽しめる。
大阪湾に目を凝らすと、関西万博会場が見えた。
池田から豊中大阪市内、大阪湾、遠くは北摂の山々から比叡山生駒山
二上山大和葛城山金剛山岩湧山、和泉葛城山、紀泉アルプスへと、じつに
すばらしい眺めだ。

樫ヶ峰の表示板は、最高点よりも数メートル東の樹林の中にある。
大きな標識はところどころにあるが、いずれも老朽化して文字もたいへん
読みづらくなっている。
南側の麓に、社家郷山教育キャンプ場があり、ハイキング等の行事が盛んな時代の
名残だろう。

甲山を眺めつつ、下山に取りかかる。風化花崗岩のザレ場が続くので、慎重に。

モミジイチゴ。ちょうど甘く熟していた。

ユキノシタ

岩倉橋の南側に下りてくる。
ゆずり葉台バス停に着くと、10分ほどでバスがやってきた。