Mr.Dashのぶろぐ館(新館)

関西の山々や日本アルプスが大好き。日本山岳ガイド協会認定登山ガイド(ステージⅡ)、山岳ライターでもあるMr.Dashのブログです。Gooブログのサービス停止(2025/11)により、引っ越してきました!

2022年11月29日(火)~30日(水) 竹田城跡、朝来山を再訪。今回は天気に恵まれず…


■メイン写真
雨のため、急遽、神子畑選鉱所跡を見学してみた


■今回のコース

29日 山城の郷⇒(バス)⇒竹田城跡バス停→料金所→竹田城跡(古城山)→竹田城跡バス停→
   山城の郷⇒竹田まちなか観光駐車場(観光案内所)⇒神子畑選鉱所跡⇒よふど温泉
30日 立雲峡駐車場→第一展望台→第二展望台→第三展望台→大成池→林道分岐→
   朝来山登山口→(むささびコース)→朝来山→(往路を戻る)→立雲峡駐車場


「天空の城」や「関西のマチュピチュ」として知られ、特にこの季節は城跡が雲海に
浮かぶように見えるため、観光客でにぎわう。
10日前に続き、再び訪れてみたが、今回は初日があいにくの雨。
予定を変更して神子畑選鉱所跡に行ってみたが、2年前にできた案内所のおかげで
初めて知ることが多く、これはこれでかなり面白かった。

駅裏登山道から竹田城跡に登る予定だったが、雨雲レーダーではあと少しで雨脚が
強まるとのことで、クルマをぐるっと山城の郷へ回し、できるだけ歩かずに
竹田城跡にアプローチすることにした。



「山城の郷」からはバスを利用。ほんの数分で終点へ。
雨が降り始めてきた。



遊歩道を歩いていくと、路肩に「落ちない岩」をみる。
落ちそうで落ちないことから、受験生の縁起モノになっているそうだ。
ちなみに全力で押してもビクともしない。



"入城料"を支払って、竹田城に登城すると、北西側に虹が出ていた。
しかし、強い風がビュービュー。油断すると傘がオチョコにされてしまい、
まいった、まいった。



自然石を巧みに積み上げた「野面(のづら)積み」の石垣を見ながら、
ずぶぬれになる前に退散。



「山城の郷」に戻ると、案内所に愉しい写真が撮れるコーナーが設けてあった。
雲に浮かんでいるように撮れて面白い。



ハイキングの時間が浮いて余裕があるので、神子畑選鉱所跡へ観光に出かけた。
まずは少し手前にある神子畑鋳鉄橋へ。
明治16~18年ころ、フランス人技師の指導で、神子畑鉱山と、精錬所があった生野鉱山を
結ぶ運搬道路に造られた。鉄製の橋としては日本で3番目、全て鋳鉄でできている橋と
しては日本最古のものだ。誰でも渡れるが、国の重要文化財である。



雨足が強くなる中、神子畑選鉱所跡へ。かつて東洋一の選鉱所と言われたという。
標高差75mの段々。この間で鉱石を砕き、水と混ぜて質量別に選別する。

一番下には選鉱の最終工程である脱水・濃縮を行うシックナー装置がある(メイン写真)。
独特の丸い形状が印象的だ。



国鉄新井駅へ、純度を高めた金属鉱を運んだトロッコの線路跡が残る。



明延鉱山から、採掘された鉱石を運んだトロッコ「一円電車」が保存されている。
従業員と家族は、客車に1円で乗れた。



この写真は、当時の貴重な道具類や写真、ジオラマ等を展示する「交流館・神選」に
展示されていた。当時の一円電車。

夕方に「よふど温泉」に寄ってから、前回に続いて和田山の和風レストラン「はっかく亭」で
夕食。そのまま和田山のビジネスホテルに宿泊した。



翌朝、なんとか雨がやみ、朝5時30分にホテルを出て立雲峡へ向かった。
平日で、しかも怪しい天気とあって、雲海が出るはずもないため駐車場はすいていた。
まだ暗い中、協力金を支払って、園内へ入場する。ヘッ電をつけて出発だ。



公園内では最も標高が高い「立雲峡テラス」に着くとほどなく夜が明け、
竹田城跡の全貌が浮かび上がってきた。



観光客はここで返ってしまうのだが、我々は朝来山をめざす。
大成池の橋を渡り、林道をしばらく下って朝来山の「むささびコース」登山口へ。



ジグザグの急坂のとちゅうてだ、一度、竹田城跡が見える。さらに坂を登り、
「曲がり松」「大岩」「うでずもうの桜」などユニークな名前がついたポイントを
経て標高を稼ぐ。



「むささび展望所」で再度、竹田城跡が見える。だんだん角度が変わっていくのが楽しい。
頂上稜線に出ると、方位盤が置かれた広場に出る。竹田城跡が見える最高標高ポイントだ。



城跡がより鳥瞰的に眺められる。北千畳、南千畳の広がりが鳥の両翼のようだ。



二等三角点の朝来山山頂に着く。展望はないが、朝来市ご自慢のピークでもある。

あとは往路をそのまま戻り、これまた前回同様、最後に蕎麦屋の「右衛門五郎」で
昼食を摂ってフィナーレ。次は雲海は出なくてもいいから、桜の頃に来てもいいかも。