
■メイン写真
百合ヶ岳へ向かう急斜面に咲くシャクナゲ
■今回のコース
登山口→滝道出合→滝見台→滝道出合→女郎岩→百合ヶ岳(大所山)→お立ち台(展望岩)→
カラ谷の滝→モジケ谷出合→登山口
M社の登山ツアーで、百合ヶ岳をガイドした。
シャクナゲの花期と新緑のこの時期は、まだヒルもおらず快適な山行が楽しめる。

旧ヘリポートの広場が登山口。川上村の新しい看板が立っていた。

まずは琵琶ノ滝を見に行く。

桟道や吊橋がなければ近寄りがたい下多古谷の上流だ。

固定ロープが張られたトラバース箇所は、いつも湿っていてちょっぴり緊張させ
られるが、そこを越えれば滝見台はすぐだ。
ここから琵琶ノ滝を観望できる。

先ほど通りがかった滝道出合へ戻り、百合ヶ岳へ向かう。急斜面が続く難所だ。

急登の疲れを忘れさせてくれるのがシャクナゲ群落。
今年は決して当たり年ではないものの、しっかり目を楽しませてくれた。

女郎岩の難所を迎える。補助ロープが張ってあり助かる。
岩を抱くように延びる木の根がなければ登れないだろう。

シャクナゲは蕾のころの濃いピンクも美しい。

傾斜が緩くなると、しばらくはシャクナゲの薮の中を探検するように進んでいく。
そして一気に植生が変わり、眼前にブナやカエデの広葉樹林の森が広がる。

新緑は、5月の日の光を受けて黄緑色に輝く。心地よい風に木の葉が揺れる。

百合ヶ岳山頂は、展望こそないが、時間を忘れてくつろぎたい佇まいだ。

百合ヶ岳には、決して百合の花が咲くわけではないのだが、
三角点の横にチゴユリが咲いていた。

若いカエデが密生する林床にユキザサ。

しばらく尾根を東に進むと、尾根の南面は手入れが行き届かない植林に変わる。
昔のワイヤー、滑車がそのままになっている。

お立ち台(展望岩)からは、白髭岳、大台ヶ原、山上ヶ岳などが一望のもと。
一人ずつ岩の上に立ち、記念写真を撮る。
下山路は、単調な植林の中を、とにかくひたすら下り続ける。
石清水が滴るカラ谷の滝も、手前にでっかい倒木が遮ってしまい近寄れなく
なっていた。

やがて植林はしっかり手入れがなされたエリアに出る。このあたりは石灰岩が
水に浸食されたような形になっていて面白い。

モジケ谷出合の桟橋は朽ちて使えない。横の土の部分を歩く。
目の前には大岩壁が立ちはだかっている、薄暗いところだ。
幅広の作業林道に出ると間もなく、もとの広場に戻る。
健脚の方が多く、予定より若干早い下山。
帰りに道の駅「杉の湯 川上」で、それぞれコーヒーやアイスクリームを
楽しむ時間のゆとりが持てた。