Mr.Dashのぶろぐ館(新館)

関西の山々や日本アルプスが大好き。日本山岳ガイド協会認定登山ガイド(ステージⅡ)、山岳ライターでもあるMr.Dashのブログです。Gooブログのサービス停止(2025/11)により、引っ越してきました!

2021年6月17日(木) [小辺路]伯母子岳は残念ながら雨。それでもブナの幹流、新緑は美しい!


■メイン写真
檜峠にある立派なブナ


■今回のコース
大股登山口→萱小屋跡→檜峠→伯母子峠分岐→伯母子岳→(往路を戻る)→大股登山口


熊野古道小辺路のルート中でも難所の一つ、伯母子越。
今回は日帰り行程として、大股を起点にピストン行程で伯母子岳に登る。

天気予報は、にわか雨の懸念があるものの、おおむね曇り、たまに晴れ間もさすような
ものだった。しかし、当日朝の雨雲レーダーでは、小さな雲がまだらに飛んでくることが
予想され、運が悪いと、短時間の雨を何度か食らうかもと考えていた。
実際は行程の半分以上、雨に降られ、好展望の山頂も真っ白。登頂時は最も雨がきつく
なったという不運。

まあ、これも自然。安全第一で、動くべきところでは無駄な時間をできるだけ排して行動した。



大股登山口を出発。駐車スペース(4台)には、先客が1台のみ。



集落の石垣にホタルブクロが咲いていた。
このホタルブクロ、関西は白色、関東は赤紫色が多い。



お地蔵さまなど石仏群が路傍を彩る。



コアジサイ。ここのは白っぽい。

いきなりの急坂が続く。とにかく萱小屋跡までの登りがきつい。距離1.4kmの間に、
標高差約300mを登る。



南西の稜線が少し顔を覗かせた。古畑山(右)と、奥千丈山へ続く尾根(左)が見えている。



フタリシズカ。道中たくさん咲いていた。



萱小屋跡の手前にある古杉。巡礼者たちは、この杉を目印に登ってきたのだろうか。



萱小屋跡。かつては茶店など5軒の家があったが3軒が火事で失われた。
現在ある小屋は、私有であるが休憩等で使わせて頂ける。ありがたいことだ。



水場には缶ビールが無人販売されている。
小屋を清潔に使うのを含め、巡礼の道は性善説で支えられている。



ぱらぱらと雨が降り始め、いったんレインウェアを着たが、ほどなく止んだ。
暑いので、面倒だが脱いでふたたび行動。
幅が広い道は極力、急登や崖場を避けて作られており、歩きやすい。



檜峠に到着。ここで昼食にする。
さあ出発だというとき、ついに大粒の雨が降り出した。これ以降はレインウェアを
着たままとなる。



檜峠から先は、むしろ緩やかに下る道となる。あいかわらず歩きやすい2mほどの幅が
あるが、雨脚が強いので、水たまりができてしまっている。
ベニウツギ。ちょうど満開。



再び登りに転じ、伯母子峠との分岐に着く。ここは直進し、山頂を目指す。

なお、現在、伯母子峠と上西家跡の北側の間で道が崩落しており、本来の小辺路のルートは
通行止めになっている(復旧未定)。上西家跡に下りるには、まず山頂へと迂回する必要がある。
迂回路は尾根筋に忠実につけられているが、当然、道幅も狭く、一段と険しくなっている。



この季節、林床におなじみのギンリョウソウ。小さめのヤツが多かった。



大雨の中、山頂に到着。本来なら果無山脈など南側の絶景が広がるのだが残念。
山頂は木立で雨を避けるわけにもいかないので、じっとしていると濡れネズミになるだけだ。
記念写真だけサッと撮って、すみやかに下山することにした。



山頂直下のブナには雨水が滝のように流れ落ちていた。
このあとも、こうした幹流を見たりしながら往路を戻る。
萱小屋で雨が小止みになるのを待っていると体力も回復。全員、元気に登山口に着いた。