
■メイン写真
急登の小ピーク上にある葛城第十八番経塚
■今回のコース
南海千早口駅→才ノ神谷→葛城第十八番経塚→府庁山→十字峠→タンボ山→
西ノ行者堂→山ノ神→紀見峠→南海紀見峠駅
一部、確認したいルートがあったので、マイナーなルートを歩いてきた。
休日でも歩く人は稀なこのルート、平日ならなおさらで、とうとう誰一人会わない
ままの山行だった。
今日の主目的は、葛城第十八番経塚。5年前に一度行ったが、才の神林道からの
最短・最ラクのルートを確認した。
葛城第十八番経塚は、葛城二十八宿経塚の1つ。
葛城二十八宿経塚とは、役ノ行者が、法華経八巻二十八品を埋納したとされる
経塚で、和歌山の友ヶ島に第一番が、奈良の亀ノ瀬に第二十八番がある。
その間に和泉山地、金剛山地に点々と経塚が残っているのである。

才ノ神谷林道入り口の右手に、賽の神が祀られている。
今日はこういった小祠のオンパレードとなる。

林道を鼻歌でも歌いたいような気分でそぞろ歩いていると、左に栗畑。

続いてシイタケのホタ木。いいなあ、こういう里山の風情。
最初の二又は左へ、2つ目の二又は右をとる。

舗装が途切れる実質上の林道終点には、右に経塚へいざなう黄色い標識がある。
かなり荒れた小沢を登っていくと、やがてしっかりした踏み跡の登山道に出合う。

右へ、相当な急坂をとると、そのピークに葛城第十八番経塚が鎮座している。
経塚に手を合わせた途端、断崖の下から突然、犬の吠え声がとどろいた。近い!
腰を抜かしそうになりながら下を覗くと、ブッシュの向こうに大きな白い犬が
いた。「こらっ!」と一喝、「どうしたんや?」と畳みかけると、ガサガサと
藪をかき分け、犬はどこかへ消えていった。
ハンターが入っていたのではなさそうで、ひと安心。何度か経験があるが、
ハンターがいると本当に怖いからね。
先ほどの出合に戻り、府庁山への尾根道に合流する。

府庁山三叉路。向こうに岩湧山が辛うじて見える。
「府」の字が刻まれた標石は健在。

少し下りたところから府庁山を振り返る。

十字峠。ここは以前から変わらない。
この先は、林業用の林道が何度も交錯し、かなり分かりにくい。
道標もないのでどうしょうもない。登るべき方角を見定めて、地形図を
にらみつけて登るしかない。
じめじめした苔地の渡渉を経て、小沢に絡む。滑らないように気をつけながら
最後の登りを楽しむ。

ダイヤモンドトレールに合流しすぐ左の稜線をとると5分で、
ヒノキの植林に囲まれたタンボ山の三角点に着いた。
ここも相変わらず寂しい山頂だ。風の音しかしない。

ダイトレに舞い戻り、休憩ベンチのある西ノ行者堂へ。
ちらちらと雪が舞い始めた。午後になって気温が下がってきている。

左の踏み跡をちょっと入ったら、高さ5mほどの岩の上に小祠がある。
中には役ノ行者像が祀られている。
ダイトレの長い長い長い木段を下る。

山ノ神に着く。ダイトレの案内看板がある。
ここも左にちょっと入ったら、山ノ神の小祠がある。

林道ヤリミズ線を下れば、旧国道371号線に出る。
真新しい公衆トイレは、バイオ方式の最新型。

紀見峠を経て、紀伊見荘前を通り、南海紀見峠駅へ。
電車は1時間に2本しか来ない。じっとしていると寒さが身にしみてくる。
そういや、ほとんど休憩らしい休憩を取らずに歩き続けていたので
ここまであまり寒さを感じていなかった。
テルモスに入れて持ってきていた熱いコーヒーを飲みながら我慢。
奈良に戻ったら、ものすごい吹雪で驚いた。