
仕事のしすぎで、完全に体調を崩した。
代謝をよくして風邪を治そうと、のんびり低山歩きを試みた。
狙いは、以前から目をつけていた旧阿山町の雨乞山。標高わずか268.7m。
あまり資料もないが、2.5万図を見ると、中腹からモクモクファームの方角に
向かって破線が描いてある。
「伊賀の里モクモク手づくりファーム」は、地ビールと手作りウインナーで
知られる観光名所だ。温泉もあるし、コテージで宿泊もできる、お気に入りの
農業テーマパークである。
まず、阿山行政サービス巡回車(バス)の下友田公民館バス停から、
北側に見える浄光寺を目指す。雨乞山への道標があったので驚いた。

寺の左奥の墓場を通り、山道に入る。すぐ地元の人の好意か、杖が何本か
入った鉢が置いてある。「登山をされる皆さんへ」と丁寧な看板も。
山道は明瞭で、10分余りであっけなく山頂へ。小さな祠と、朽ちた手水。
そして意外にも山の由来を説明する看板が設置されていた。

どうも山頂に砦があったようで、天正9年、蒲生氏郷の進攻に、地元の人が
立て籠もったそうだ。また同年、織田信長の進攻で城主・山内宗俊が篭城して
戦ったという。また、山内氏は藤原鎌足の33代子孫だったとか。
山頂から南向きの急斜面に、古いアンテナケーブルが張られていた。
もう一つ、西尾根の古いテープ跡を見つけ、これを追ったが、とんでもない
廃道で、ブッシュをかき分けるハメに。
やがて踏み跡を見つけ、西側の雨乞池にたどり着く。
大きな未舗装林道を下ったら、ほどなく手製の看板が、「雨乞山」と示している。
試しに再度登ったら、旧で滑りやすいものの、古いアンテナケーブルがずっと
張ってあって、例の南側から山頂に飛び出した。
GPS軌跡でよくお分かりいただけると思う。
南側から、馬田の竜山と呼ばれる(とおぼしき)275.7m三角点を探そうと
したが、ものすごいササヤブで無条件降伏。モクモクファーム側から廃田を経て
地形図の破線を見出そうともしたが、これまたススキのブッシュ。
とうとう踏み跡すらみつけられなかった。
歩いた範囲は1kmも離れていないだけに、なんとも残念。