ウチの山岳部のベテランさん達が、揃って最近の若手部員のクライミングに
ついて警鐘を鳴らしている。
皆さん、一緒に行動する機会が少ないだけに、情報が乏しいこともあるが、
自らの若い頃の痛い経験をお持ちなので、我々が同じ道をたどっているのが
手に取るように分かるのだろう。アドバイスを頂けることが有難い。
しなやかな登攀技術を持つF・前山岳部長は、リードクライミングの危険性を説く。
リードは基本的にMr.Dashがやっているので、まず覚悟するのは自分だけでよいが。
単独行のK氏は、組織が急速に拡大し、先鋭部員がより危険な山行に興味を
抱いて挑戦し始めている今こそ、事故が起きやすい時期だとみる。
さらに絶妙の登攀手・S氏は、軽率な行動が事故を招くとし、たとえば
「2m程度の崖だからといってフリーで登ろうとして滑り落ち、膝の皿を割った人もいる。
ザイルを出すのを億劫がってはダメ。自然にザイルを出せるようにしないと」とアドバイス。
去年は確かに幾つか事故が起きただけに、今年は本当に細心の注意を払わねばと思う。
あわせて、自己脱出や救出技術も、部の共有技術として学んでいきたい。