
きれいになった行者還小屋を、まるでモデルハウスに見学するように、一通り点検する。ログハウスのウッドデッキが旅人のココロをくすぐる。G女史「うう~、泊まりたい」。うんうん。そのうちね。
昼食をとり、頂上にアタック。行場を過ぎ、急な木製階段をこなすと、稜線に出る。ひと息で、シャクナゲ純林の行者還岳のピークだ。残念ながら、ここはまだ花が咲いていない。このぶんなら、ここは1週間後が楽しみだ。三角点の少し奥に進み、断崖絶壁の真上に立つ。足元すぐそこに行者還小屋。目の前に弥山がドーンと立ちはだかる。元ワンゲル、今回初参加のゲスト・アンクルM居氏が、久々の登山の満足感にあふれた最高の笑顔で、岩の上に腰掛けたのが印象的だった。
行者還小屋に戻り、天川辻から旧関電道をとる。行者還岳から西に伸びる支尾根の南側をトラバースしつつ高度を下げる。途中、倒木が道を遮ったり、小さな山ヌケが跡で、高巻きを強いられる。トラバース道は荒れ気味。時折架かる木製の橋も、半分朽ちている。しかも、転落すれば、えらいことになりそうな急傾斜。ここはMr.Dashが先頭に立ち、慎重に歩みを進める。間違いそうな谷を渡り、向こう側の黒土の斜面をへつる(写真)。
しだいにF原さんが疲れてきた。フィックスロープや岩角をつかむ動作に慣れていないのだ。身体の向きが完全に逆転しているのだから、危険極まりない。逐一、動作を教えながらの下山となる。鉄塔跡から行者還岳の鋭峰を振り仰ぎ、うわぁ、すごい角度!などと感嘆。植林帯に絡み、最後の傾斜で、何人か(Mr.Dashも)滑って尻餅をついたりする。予定の倍の時間をかけて、ゆっくりと大川口に下山した。
デポしておいた別の車で、トンネル西口手前の車を回収し、天ノ川温泉へ。珍しくすいていて快適。予定より、かなり時間をオーバーしたものの、花あり、スリルありの愉快な山行だった。
[今回のメンバー(敬称略):Mr.Dash、ともちゃん、サワヤカY澤、ゆかいなG女史、I川、H野、O坂、F原、ゲスト・アンクルM居]